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第十三話 運命

その夜、ひまりに連絡を入れた。

 悠太【話があるんだ。明日二人で帰ろう。】

 陽葵【分かった】

 たった一言だったけど僕にはこれがとても大きな意味とこれからの運命を持つ言葉だと思った。


 次の日、HRが終わり、みんなが続々と教室を出る中、ひまりさんの席へ向かった。

「ひまりさん、話があるんだ。一緒に帰ってください。」

「なんか告白みたい。いいよ。」

 僕は思ったより明るく、少し冗談交じりで返してくれたと感じた。その後、話すことなく学校を後にした。先に口を開いたのは、ひまりさんのほうだった。

「あのね私、ほんとに悪いことしちゃったなって、嫌いになった?ごめんね。」

 そう言われた僕は納得しなかった。僕が最初に何を言うか悩んでいたら謝られたからだ。

「謝る必要はない。ちがうよ。」

「え……」

「僕はひまりさんと友達でいたいんだ。もっとたくさん遊びたいんだ。だから……ひま……」

 ひまりさんは、僕の前に入って顔を見て言った、

「謝った私がバカみたいじゃん。私を謝らせた罪は大きい。だからこれから、さん付けはなし。ひまりって……呼んでね。」

「…………ひまり……よろ……しく!」

 恥ずかしくて少し濁したいいかともして手を交わし、別れるところまで仲良く帰った。清々しい気持ちだった。


 帰ってスマホを見るとりおさんから連絡が来ていた。

 桃山【ひまりと仲直りできた?】

 二条【うん】

 桃山【なら良かった。二人で楽しくね】

 二条【何言ってんだよ。りおさんも一緒だろ。】

 桃山【ほんとに?】

 なぜりおさんがここまでしつこく聞いてくるのか、その意味を、このときの僕はまだ分かっていなかった。三人で遊ぶのが楽しみだった。

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