第一話 僕は僕
はじめまして。
「あいまいであやふやな僕の青春」を読んでいただきありがとうございます。
自分で何かを決めるのが少し苦手な主人公が、出会いを通して少しずつ変わっていく青春ラブコメです。
ゆるく楽しんでいただけたら嬉しいです。
今日は入学式の日。
僕は二条悠太、15歳。
僕も高校生になった。楽しみがないわけじゃない。でもほとんどゼロに近い。中学3年のとき特に何も考えず近くの公立高校を選び、今日を迎えている。気づけば時間がギリギリになっていて、急いで準備を終わらせた。
「あんた荷物ちゃんと持った?ゴミついてるわよ」
そういって肩に付いていたゴミを祖母が取ってくれた。
「いってきます」
そう笑顔で言った。
「いってらっしゃい」
祖母も笑顔で返してくれたが僕にはその笑顔に不安が隠れているとなんとなく感じた。
高校へ歩いていると見るからに困っているおばあさんがいた。なにか重そうな荷物を持っていて跪いていた。周りの高校生も見て見ぬふりをしている。(どうしようか?声を掛けて助けるべきだろうか?けど入学式に遅れてしまうかも!?)この声が周りに聞こえてしまうのではと思うほど心のなかで叫んでいた。近くの壁の影に隠れて、ほんの数分のはずなのに、やけに長く感じるほど悩んでいた。するとその時だった――
第一話読んでいただきありがとうございました。
この後一体何が起こるのでしょうか?
彼の高校生活はここから動き出します!




