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2026年
体育倉庫で二人きり、男子を押し倒し、その顔を真っ直ぐに見つめる女子が一人。
「静かに、バレちゃうよ」
「僕を、どうする気?」
女子は男子の口に人差し指を押し付ける。
「だから、バレちゃうってば」
「ん……」
男子の耳元で、女子が囁く。
「目をつむって」
何も言わずに男子は目をつむる。
「ほら、口を開けて」
恐る恐る、男子は口を開ける。
女子がその口に何かを放り込む。
男子の口の中に、甘い感覚が広がる。
「はい、私からのご褒美」
男子は目を開けないまま、口をもぐもぐさせている。
「お、美味しい」
「もっと、美味しいものあげちゃう」
男子の口が、女子の唇によって塞がれる。
二人の口の中で、甘い菓子がとろけ合う。
「ん……!」
「ん~?」
この出来事は、二人だけの秘密。




