表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神々のラノベ創造  作者: 一条アル彦


この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

21/57

幕間~座談会~

 新春特別企画!ファクトリーU座談会のコーナー!

 唐突に始めてしまったが、ep.19を投稿した後(2024年のお盆のころです)、メンバーで連載を振り返って思うところを放談したことがあり、その様子を書き記したものを掲載したいと思う。というのも、さるお方から「話に出てくるアニメとか漫画のネタが分かんないんだけど」とのご意見をいただいており、ちょうど元ネタについてこの座談会で話し合っていたので、幕間の話題にお伝えしようと考えた次第だ。

 以前本編で記したが、僕は会話文の描写が絶望的にイケてないと評されている。ゆえに本稿では潔く小説文体の描写は捨て去り、会話のみで本文を構成する。雑誌の対談録みたいなものと思って欲しい。


蘭:「御伽の原稿をチェックしてきたけどさ、単なる俺の無知だと思って訊かなかったことがあるんだよな」

御:「分からなかったことは極力言って欲しいんだけど」

蘭:「そういうんじゃなくてさ、漫画とかアニメのネタがちょいちょい挟んであるだろ。俺あんまし見ないから分かんねえの多いんだよな。だから元ネタが何か教えてほしいなーって思って」

小:「私は大体分かるよー。いちウスも分かってるよね」

い:「ああ。でもなんでも知っているわけではないよ。知っていることだけだよ」

す:「私も実はあまり分かってないのよ。後学のためにも、解説してもらえないかしら」

御:「書きながらも分かんない人もいるだろうなーとは思ってたし、蘭が分かってなさそうなことも読んでの通り知ってた。でもそうよね、分からないまま添削するのってつまんないわよね。今後ライトノベルを書くなら教養みたいなものと考えて、元ネタの話をしておこうか」

蘭:「教養……無学は恥と心得ておこう」

御:「で、蘭、どこが分かんなかったの」

蘭:「そおだな、こないだのラストで出てきた美少女4人組がテンプレの話って何だよ。バンドとか南極とか言ってたな」

御:「バンドはかきふらい先生の漫画『けいおん!』とか、はまじあき先生の漫画『ぼっち・ざ・ろっく!』。ちなみに両方とも四コマ漫画。南極はアニメ『宇宙(そら)よりも遠い場所』のこと。確かにいちウスがテンプレだって言うくらい、他にもいっぱいあると思う」

蘭:「次、いちウスが書いたとこに出てくるやつだけど、ヴェルダンディーとヘスティアって神様の名前だよな。でもこれって神話のことじゃなくて、なんか別の作品のやつだろ」

御:「ヴェルダンディは藤島康介先生の漫画『ああっ女神さまっ』で、ヘスティアは大森藤ノ先生のラノベ『ダンジョンに出会いを求めるのは間違っているだろうか』。で、いいのよね、いちウス」

い:「その通りだ。どちらも美少女女神が人間界に降臨して、主人公とじれったーい親交を深める物語だ」

蘭:「問おう、あなたが私のマスターかってセリフも何か元ネタあるよな」

御:「アニメ『Fate/stay night』だよね」

い:「そう、サーバントとして召喚された際のセイバーのセリフだ。クールだよね。ちなみに元はTYPE-MOONのPCゲームでシナリオは奈須きのこだ」

蘭:「IWMは?俺が元ネタ分かってないって書いてたよな。そのとーりで未だ分かってない」

小:「あれは『亜人』だよー。えっと、桜井画門先生だよねえ。漫画ではIBMって出てくるんだけど、いちウスが黒(Black)を白(White)に変えてパクってIWMって呼んでるんだよね」

い:「オマージュと言って欲しい。だってかっこいいじゃないか。実を言うとホントは最初イマジオンと名付けてたんだけど、漫画に感化されてつい、皆にはIWMって言っちゃった」

蘭:「出た、オマージュ。パクリの世界三大言い訳は、インスパイアとリスペクトとオマージュだ」

い:「じゃー今後はイマジオンってゆうよー。いじいじ」

小:「マネしたくなる気持ち分かるよお。かっこいいんだもん。漫画でそのIBMが人型(ひとがた)になって戦うんだよ。主人公はそれを黒い幽霊って呼んでるの」

蘭:「なるほど、それでスタンドか」

御:「それは知ってるんだ」

蘭:「荒木飛呂彦先生の『ジョジョの奇妙な冒険』だろ。読んだ。他には分かんなかったのはもうねえかな」

御:「じゃあ、逆にジョジョみたいに元ネタ分かったの言ってみて」

蘭:「蘭タロは『忍たま乱太郎』で、ナニ娘って言ったのは『ウマ娘』のことだろ。ハルヒとキョンは『涼宮ハルヒの憂鬱』だ」

御:「そうです。すみれさんはありますか」

す:「そうね、元ネタを知っているのが一つ。よしなしごとを、そこはかとなく書きつけて、は吉田兼好の『徒然草』ね」

蘭:「おお、さすが優等生。漫画とかじゃねえけど」

す:「でもこれを言ったのはいちさんよね。サブカルから古典までどれだけ読んだのかしら」

い:「メジャーなやつしか知らないよ。メジャーだからといって全てを読んでいるわけでもない」

小:「はいはーい、あと僥倖って『カイジ』だよね」

御:「よく知ってるわね。僥倖なんてただの二字熟語で本来元ネタも何もないんだけど」

蘭:「で、小花、僥倖の意味は分かってんのか」

小:「王将で食べるやつ!……じゃないよね、えへへー」

蘭:「惜しい! 餃子(ギョーザ)回鍋肉(ホイコーロー)のセットのことだ。ギョーコーイーガー!とかいってオーダー通してそうだよな。わはは」

す:「……得難い幸運みたいな意味よ。ほんと脱線が好きね」

御:「あと、いちウスの勧誘の文句はアニメ『魔法少女まどかマギカ』のオマージュ?」

い:「うむ。インスパイアされてリスペクトを込めて言った」

蘭:「日曜の朝放送してるやつ?」

御:「それとは違う、深夜アニメ。あれは女児に見せてはならない」

蘭:「え?どんなやつだよ」

御:「陰鬱」

蘭:「魔法少女がその二文字で形容されるのか……見てみよっかな」

御:「元ネタ発表会としてはこんなもんかしらね」

蘭:「これからもこんなネタ盛り込んでいくのか」

御:「私は分かりやすいのしか言ってないけどね。蘭が分からなかったのって全部いちウスが言ったやつでしょ。これからもいちウスはマニアックなネタで振ってくるでしょうけど、話の流れ上、必要なら書かざるを得ない」

小:「蘭ちゃんが知らなかったやつ、多分全部サブスクのアニメで見られるよ。いちウスが契約してるからここのリビングで映せるし、四十時間もあれば総ナメできるんじゃない?」

蘭:「四十時間……修行だな。でも亜人と魔法少女はちょっと見たいかな」

す:「あの、私から一ついいかしら」

御:「はい、どうぞ」

す:「著者が描写しなかったことを訊くのは読者の我儘(わがまま)かとも思うのだけど、どうしても気になることがあったの。駄目なら答えないでね」

御:「え、何。そんな真剣な顔で言われると逆に怖いんですけど、言ってみてください」

す:「御伽の心の中で中島みゆきが歌いかけた歌って何かしらと思って」

御:「なんだ、そんなことかー」

蘭:「確かに気になるな。ボロロンとギターを鳴らしたあと、どう続くはずだったんだ」

小:「あー分かったー、『世情』でしょ。金八先生のやつ」

蘭:「聞いたことあるかもしれん。金八は贈る言葉の学園ドラマだよな。番組は見たことねえけど」

御:「えーと、違います。『化粧』っていう曲です。『世情』と同じアルバムに入ってるから昭和の曲ね」

小:「知らない」

蘭:「俺も知らん。すみれは?」

す:「私も。昭和通の小花でも知らない曲なの? 聞いてみたいわね」

御:「結構カバーもされてるから聞いたことあるんじゃないかな。でも先ずは本人歌唱を聴くべし」

小:「確か直さんがみゆき全集のCD持ってたと思う。下行って借りてくる!」

  ♪~ E♭ Dm Gm B♭ ……

 ※トキワ寮のリビングに『化粧』が流れますが、著作権の都合上、本文にて歌詞を記述できません。皆、歌詞検索するか、お父さんのCDを探して聴こう!


小:「うわーん、御伽ちゃーん、切ないよー!」

す:「ちょっと小花、御伽にしがみつくのやめなさい! 御伽が失神しそうよ!」

蘭:「こんな、こんな気持ちで涙を(こら)えてたのか……バカだねは俺のことだよ……」

す:「蘭も落ち込んでないで小花を剥がすの手伝いなさいよっ」

い:「あはは、このドタバタぶり、これぞ美少女日常系コメディーって感じだねえ」

す:「いちさん、笑ってる場合じゃないでしょ! あーもう、歌一つでここまで心乱されるものなの! 中島みゆき、おそるべし!」


 その後『ファイト!』を流して収拾がつきましたとさ。おそるべし。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ