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ファング  作者: メヂカラサーファー
1/4

食らう者

初投稿よろしくお願いします

夜の森。

獣たちは動き出す。

己の空腹を満たすため、明日へのエネルギーを求め自分よりも弱く脆い獲物を探す。

どんな生き物であろうとも楽を求めるものである。

仕留めるのであれば弱く脆い獲物を探し、見つけ、仕留める。それが一番のいい方法である。

しかしこの森に住む捕食者がぼろぼろの体の物体を見つける 、人に似た形をした「物体」は身体に残る力を全て使い進もうとしている。顔からは目も無く、鼻も無く、耳も髪も無いというのに恐怖が見れる。

捕食者はそんないつ何時であろうと仕留められそうな「物体」には手をつけず別な方向へ行ってしまう。

何故か本能が(そいつに手を出すな)と警告をかけていた。

死にかけの「物体」は腕は落ち、皮が剥がれ肉が見え、ドロドロに皮膚が溶けようと前へ進み行く。

するとほんの微かにその「物体」からは音がした。

「物体」は鳴く、怨みを込めて鳴く。

「お、、のれ、、、槍、使い、、この、、、身体、、、、新たに手にして、、、貴様を、、、、く、、、、、ら、、、、い、、尽、くそう」

枯れかけの音が鳴る。


一幕目 喰らうもの


「コーラ飲みて〜」

ぱっと口から言葉が出る。

明日は休み、やりかけの同人ゲームを徹夜で進め今はもう午前三時、そろそろ喉の渇きを感じゲームを止めて冷蔵庫の方へ足を運ぶ、何かあったかと扉を開けて中を見る

あったのはマヨネーズ(使いかけ)とゴキブリホイホイだった。

心の中で過去の自分にこの惨状を問いただすも反応は無い

仕方なくちょと先にある自販機へと向かう。

うちの位置からはコンビニに行くよりも自販機の方が距離が近く飲み物が欲しい時はよく自販機のほうへと足を運ぶ。

軽く上着を着て外に出る、時間帯的に人通りは無く生き物の気配はなかった。

そんな暗い夜道にコーラが飲みたいというぐだらない理由で歩くのは俺くらいであろう。

数分間歩き目的の自販機へとたどり着く。

早速買おうとポケットから小銭を出す、すると

月が綺麗なのに気づく。

「今日は満月なのか」そう感じている時地面が光っていることに気づく。

漫画なんかに出てくるような模様をした円状の絵は紫に光ながらいる。

「おい!なんだよこれ、しかも足が離れないし」

必死に動こうとするが足はそこにくっついて離れない。

「誰かー!助けてくれー!」

必死に当辺り叫ぶも、助けに来る者も来ない。

すると絵から声が聴こえる

我が あら たい こ に 今

途切れ途切れに微かに聴こえる

パニックになりながらも必死に逃げようと、足掻く。

しかしそんな足掻きは意味をなさずに絵は光続ける。

ホロ カス ボウ タメ 呼び起こそう!

途切れ途切れに聴こえた声の最後だけがハッキリと聞こえると、

絵はより強く光回転する。

自分の体が紫の粒子となっていくのがわかる

「あっあっあー!いやだ、なんだ!なんなんだよ!うぁぁぁぁ!」

最後の叫びすら誰にも聴かれず俺の身体は完全に消える。




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