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【企画・詩】作品

また逢える日を 【イラストから物語企画】

作者: 香月よう子



挿絵(By みてみん)



赤い彼岸花の群れの上を

降り注ぐ秋の陽光を受け

黒揚羽が鱗粉を煌めかせながら舞い踊る


それはいとも優雅に

ひらひらと軽やかに


悲しい想い出なんかなかったように

諦めなんて感情は知らないように


"想うのはあなた一人"


ただその一途な想いだけを

その薄い羽に乗せ

舞い踊る


それは情熱的に

それは艶めかしく


"想うのはあなた一人"


いつの日かあの世で

あなたに逢えますように

輪廻転生の祈りを込めて


秋の彼岸花の上を舞う

黒い一匹の揚羽蝶……


"また逢える日を楽しみに"



『情熱』『独立』『再会』『あきらめ』『転生』『悲しい思い出』『思うはあなた一人』『また会う日を楽しみに』……彼岸花の『花言葉』です。

彼岸花は、その印象的な赤い花色からこれらの花言葉が生まれたと言われています。


本作は、遥彼方さま主催の「イラストから物語企画」参加作品です。


遥さま、お読み頂いた方、どうもありがとうございました!


尚、作者、企画期間中の現在入院中です。

ご感想へのお返事が大変遅くなるかと思いますが、必ずお返事させて頂きますので、ご了承頂けましたら幸いです。

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― 新着の感想 ―
[一言]  幾つもの花言葉のビーズに糸を通していくように。  輪に結んだ詩を、楽しませていただきました。  こういう、キーワードをつなぐ詩、好きなのです。
[良い点] イラストにぴったりな内容ですね! 素敵です。
[良い点] 読んでる方はにゃんとも切ないのですが、 主人公は輪廻転生の先を情熱的に想う感じなのですね。 しゅごいっ(´;ω;`)ブワッ
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