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7メイツ  作者: 華月れな
七番目の少女
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ハジマリ

「ーーーーーっと言うのが、この世界の成り立ちだから、しぃっかり予習してきましょうね!

来週のテストに出ますからね!!」


『はーいっ』


「はぁい(小さい声)」


憂鬱である。


テストなど、好きになれないからため息しか出ない。


何故なら、此処【ガルの村】の学校では、テストと言う名の勉強の他に、魔力の素養が見受けられた者には

【魔法テスト】と言うモノもある。


【スノ・カムナギ】にとって、要らないと思えるモノである。


何故ならば、スノは、ガルの村唯一の【魔力の素養を高く持つ人間】だからである。


他にも魔力を持ち、魔法を使えるものもいるが、魔力の素養が低いため、魔法テストを受けることはない。


それが、この世界のルールなのである。


スノにとって、魔法テストを受ける事が強制であることから、結果的に憂鬱の元となるのである。


翌日、スノにとって、思いがけない事が起きる。


「大変だーーーーーーっ!!

スノの魔法テストが、早まったーーーーーーっ」


スノ部屋が勢いよく空いた。


「きゃーっ、いきなり開けんなっていつもいってるじゃんよ、バカダイチ」


「ごめん!

って、服着てるじゃんかよ。

きゃじゃねえよ、まったく」


「うっさいわね、礼儀でしょ、礼儀」


「礼儀ってなんだよ!

俺達、気心知れた恋「ただの幼馴染みでしょ!」」


チェッと膨れっ面になる【ダイチ・マツヤミ】は、幼馴染みであるスノの事を大事に想っていた。


カムラギ家とマツヤミ家は、家族ぐるみで仲が良い為、ダイチはスノの部屋に入ったり、時には食事をしたりしている。


「そんなことより・・・

さっきガル村長が家来てさ、父さんと話していったよ」


ダイチの父は、ガルの村の【教師】である。


「偶然話を聞いてしまったんだけど、どうやらスノが受ける魔法テスト、明日実施に変更したらしいよ!」


「えっ、どういう事???」


ダイチの報告は、スノにとって最悪な報告であったようだ。


「もしかして?

これから村長とか来たりしてΣ(゜▽゜)」


「ニヤニヤしないでよ!

嫌な気分になるじゃんか!?」

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