笑ってください…
久しぶりの投稿です。
どこまで、続けらるかわかりませんが頑張ります
男には理想がある…
それは、男としては当然の欲求!
そう…ハーレム!
しかし、現実世界ではうまくいかない!
法や常識が俺のこの駆り立てる衝動を邪魔する!
そう…この世界なら…
この異世界なら…
俺の理想が叶えられる!
・・・・・
・・・
・・
・
「って、うまくいくわけないだろう」
ケケケ♪とうれしそうな笑い声が聞こえる
「そう…ですよね~…」
ただでさえ弱い腰が折れてその場にしゃがみ込む俺
「そう、気を落とさないでください。その内、いい人が現れますよ♪シン♪」
「シードさん…」
青長髪、メガネイケメン紳士のシードさんが俺を慰めてくれる…
「ちなみにシードは奥さん持ちだけどな☆ケケケ♪」
赤鬼短髪美少年野郎のクルドがドギツく当たってくる
「うわ~~~~ん!」
「ちょ!クルド!」
「シードも疲れるだろう?そんな気弱な異世界主人公さんのお相手するのは♪」
「そ…」
「ほら、言葉に詰まりやがった♪」
声高らかに笑うクルド
「しくしく…この世に神も仏もいないのか…」
うなだれる俺…
そう…
俺は、あのクソな日常しか続かない現実から抜け出したのだ…
「おい!シン!立て!」
「!」
異世界召喚というハッピーな切っ掛けを掴んだはずの俺は…
「…え?」
ハイリスクノーリターン的な非日常を送るハメになっていた
「ウウウウウ!!」
「…」
目の前に現れる緑の巨体のトロル
「チクショー!こいつがここのヌシだったのか?」
「どうやら、《キングトロル》のようですね…階級が上ということはそうなのでしょう…」
「おい!そこのエセ勇者やるぞ!」
「構えてください!シン!来ます!」
「ハハハ…」
残念な男パーティー《銀の剣》…
それは、《落ちこぼれ》と言われるくらい残念な二番手勇者一行だった…
「…死ぬかと思った」
「それは、毎日のことだろう♪ケケケ♪」
「確かにアレは私も命拾いしました…」
三人は三者三様のそれぞれの感想を述べる
「こんな、旅なのに女の子、一人もいないだなんて…」
項垂れる俺
「ケケケ」
「まぁ…しょうがないですよ…」
慰めてくれるシード…
分かる!社交辞令だろう?
「女?女ならいるじゃないか♪ほら♪」
指を差された先を見る
「ウチのパーティ最高のペッピンさんだぜ♪」
指を差された先にいるのは
馬だった…