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遅くなってすいませんでした!

「あーそういえば私って洗脳の魔法かけられる可能性があるから警戒しなきゃだったんだ。」

恒例になってきたリーゼとのお茶会の途中私はふと思い出したことを口にしてみた。


「洗脳?どういう意味?」


「えっとね、なんか王様はね私を神殿に自慢したいらしくて私を洗脳して意識無くしてから神殿に見せるつもりなんだって。だから周囲に警戒しなきゃだったんだけど・・・・・。すっかり忘れてたわ。」


「・・・・・・・・・・・・・シー様今忘れていたと仰いました?そのような大事なことを?」


「え、リーゼさん。なんか笑顔が怖いんですけど・・・・・。ちょっ落ち着いて!!!敬語やめてぇぇぇ!!」

リーゼがまた敬語になってる!これ絶対危ないよね?絶対怒ってるよね?ヤバイどうにかしないと・・・・。こないだみたいな思いはしたくない!

どうにかして話題を転換しようとした私は窓のほうを見た。

いやすっごいベタに「今日はいい天気だね☆」って言おうかと思って・・・・。

まあ本日曇り空なんですけどね。窓の外にはどんよりとした雲しか広がってない、ってあれ?何かが窓のところに張り付いている。一体何だろう?

疑問に思ったら即行動!って中学校のときの先生が言っていたのでそれに従って動いてみる。


「?シー様どうしたの?」


「なんか窓に張り付いてるみたいで何か気になったから確かめてみようかと。リーゼ窓に結界が施してあるんだっけ?」


「ええ窓にもあるわよ。」


「そっかー。じゃあ書き換えちゃおう。≪結界書き換え、大海翔子だけはこの結界から出ても何も起きないようにする≫・・・よし!できた。」


「・・・・・・相変わらずすごいですね・・・・・・・。一応ここの結界はこの国一の魔術師が作ったんですが。」

そう呟くリーゼに苦笑をもらしつつ窓を開けた。そして張り付いていた謎の何かをはがしてみる。

ペリッとシールをはがすかのように簡単にはがれたそれはなにやら紙のようだった。

お茶をしていたソファに戻ってそれを開いてみるとそこには美しい文字で【シーちゃんへ シェリーより】と書かれてあった。


「シェリーさんから手紙だ!」

思わずそう声に出してから破かないように慎重にしかし急いで手紙を広げた。



【シーちゃんお久しぶりね。会いにいけなくてごめんなさい。どうも結界が邪魔してて駄目なのよね。どこにいるかどうしても分からないのよ。迷惑な話だわ。

でもルーカスに部屋の場所を教えてもらったから手紙を飛ばしてみたの。ちゃんと届いてたらいいんだけど。

軟禁生活みたいになってるって聞いたけど大丈夫?くれぐれも無理はしないでね。心配なんだから。もしどうしても苦しかったら抜け出しても大丈夫だからね。限界まで我慢することなんてないんだから。


それで早速本題に入っちゃうんだけどルーカスからあなたの考えていることについて聞いたわ。あ、一応書いておくけどルーカスが言いふらしてるんじゃないからね。私とランス、レイ隊長にギルバートだけだから安心して頂戴。それでその革命に私も参加したいと思ってるのよ。だから今日の夜の集まりに私も参加させてもらうことになったの。その報告をしとこうかと思って。ランスとかも来たいって言ってたけどいけるかどうかは分からないらしいの。

でも私は行くからね。会うの楽しみにしてるわ。

じゃあまた手紙とばすかもだからよろしくね。     シェリー】



手紙を読み終えた私は思わず涙が出そうだった。

短くて必要なことしか書いてない簡素な手紙だったけど十分私を心配して思ってくれている気持ちが伝わってきた。


「シー様?いかがなさいました?」


「いやこんなにも温かな手紙もらったのが初めてでちょっと嬉しくなっちゃっただけだから。」


「そうですか。それは大変ようございました。では大切に保管しておくために魔術をかけておいたらどうですか?」


「そうだね。そうするよ。」

リーゼに言われて私は状態保存の魔術をかけた後亜空間に手紙をしまった。  

久々にシェリーさんに会えると思うと嬉しくなってリーゼの淹れてくれるおいしいお茶がいつもよりもおいしく感じた。



                      


内容薄くてごめんなさい;


次回、久々にルーカス以外の人が登場予定です!


※誤字訂正しました!

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