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しばらく更新できなくてすみませんでした;


ちょっとPCが故障しちゃいまして・・・・

今日から復活してくれたので多分もう大丈夫だと思います!


「・・・・・・・なんか大声で叫んだりしてスミマセンでした・・・・・・・・。」

壁さん改めて第2王子殿下エドモンド=マックリン=フェルバンティエさんに謝罪する。

ってアホみたいに長いので心の中ではエドさんと呼ばせてもらおう。今度は声に出さないようにするけどね!


「別に、気にするな。こちらこそ廊下では剣を向けて悪かったな。」

そっぽを見ながらだがエドさんも謝罪してくれた。

よし、流れ的にきっと不敬罪はないよね・・・?うんまあ大丈夫だろう!私一応巫女姫だし?そう信じてる!!


「それでさ、どうしてシーちゃんはあそこにいたの?」

ルーカスさんが笑顔で聞いてきた。ちなみに笑顔と言っても胡散臭い、腹黒いほうのやつだ。「正直に答えなきゃどうなるか分かってるよね?」って笑顔だけで語っている。


「あ、いや、その、えっと、あの」


「ん?何かな?ハッキリ言ってごらん?」


「・・・・・・・・・・な、なんか10日も経ったのに誰一人として部屋を訪れてくれないので情報もなく困ってたのでちょーーーっとだけ抜け出して情報とか集めようかなぁーってぇ・・・・・・。」

チラチラとルーカスさんの顔色をうかがいながらそう答えたら彼の笑顔の恐怖度が100上がった。


「ふーん抜け出してきたんだ?夜中に、一人で、そんな格好で?ふーーーーーん。」

ちょっ誰か助けて!誰でもいいから私をこの状態から解放してぇぇぇぇ!!死んじゃう、このままじゃルーカスさんの笑顔に殺されるっ!

そう思ってエドさんのほうを見たらパチリと目が合った。懇願の意味をこめて見つめたら気まずそうにフイッと逸らされた。

み、見捨てやがったぁぁぁぁぁぁぁ!!アイツ見捨てやがったぞ!?人がこんなに必死に助けを求めてるのに!信じられないっ。それでも人間かっ!

今度は恨みをこめて見つめるというか睨む。


「シーちゃん?俺と話してるのになによそ見してるのかな?」


「よ、よよよ余所見なんてしてないっす!」



結局私はこの後ルーカスさんにこってりしぼられた。床に正座をさせられてのお説教で足がしびれてしまった。つーかこの世界にも正座の文化あったのね・・・・・。


「はぁーまったく。もう2度とこんなことしないでね。」


「・・・・はい。」


「それで何か情報得られたのかな?」


「あー・・・・・・えっとぉ。」

ルーカスさんには話しておきたいがこの部屋にはもう一人人がいる。エドモンド=マックリン=フェルバンティエ殿下、彼に聞かれたらまずくないか?だって実の父親のことだし・・・と思って口に出せないでいるとルーカスさんは察したように


「ああ、殿下なら大丈夫だよ。信頼できる人だ。」

と笑顔で言ってくれた。

エドさんも


「誰にも口外しないと誓おう。」

と言ってくれたので私はルーカスさんが断言できる人なら大丈夫だろうと思い部屋を出てからのことを話し始めた。



「・・・・・・そうか。そんなとこまで進んでいるとは思わなかったな・・・・・。」

私が一通り掻い摘んで話し終えたら苦々しくルーカスさんが呟く。


「もしかしてこのこと知ってたんですか?」

彼の口ぶりに驚いた様子がなかったので聞いてみる。


「うーんとね、シーちゃんと別れた後さレイ隊長とかと巫女姫のこととかについて調べあってたんだ。それで陛下が神殿にシーちゃんをお披露目しようとしていることまでは情報を入手できたんだけどそこからがさ全然駄目でさ。しかもシーちゃんに会いに行こうとしても見張りの騎士と結界に阻まれちゃって・・・・・・。」


「そうだったんですか。忙しいのに苦労かけてしまってすみません。」

そういうと彼は笑顔で「全然苦労なんかじゃないよ。」と言ってくれた。


「・・・・・・・・・・・・・・・・ゴドゥノフ公爵が絡んでいるのか。厄介だな。」

今まで沈黙を守っていたエドさんが唐突に言葉を紡ぐ。


「厄介、ですか・・・?」


「ああ、まずまがりなりにも公爵だからな。権力と金はあるだろう。性格も悪いしな。さらに王宮に巣食う古狸共はほとんどアイツの支配下だ。」

そういったエドさんの顔の眉間には大きく皺が刻まれていた。


「エドさ・・・殿下はゴドゥノフ公爵が好きじゃないんですか?」


「・・・・・別に無理して殿下と呼ばなくてもいい。好きに呼べ。 それとゴドゥノフ公爵か・・・。まあアイツ等は好きじゃないな。というより今の王宮が好きじゃない。明らかに今はこんな風に権力争いしているときではない。それなのに王宮だ神殿だ・・・・。終わりの見えない無駄な争いばかりしている。怒りを通り越してもう呆れている。」

彼はさらに眉間の皺を濃くしてそう吐き出し黙り込んでしまった。



たった十数分しか一緒にいてないがなんとなくルーカスさんがこの人を信用できるといったのが分かるような気がした。

王族だからと言って王宮を贔屓するでもなくきちんと客観的に物事を見ることができている。第一印象こそありえないくらいに最悪だったけどこの人はいい人なんだろうと思い始めていた。


つーかもしかしてこの人なら私が10日間考え抜いたあの計画・・・・にピッタリなんじゃないか?

権力もあって人柄も良さそう。何よりあの腹黒くて計算高く簡単に人を信頼するような人じゃないルーカスさんが信頼しているのだ。

うん、頭の中でそう考えてみてやっぱり彼が適任だと思う。それに時間がないから協力者を得るなら早いほうがいいもんね。私はそう思い彼に声をかけてみた。


「あの殿下いきなりすみません。もしよかったら私と手を組みませんか?」

2人は私の言葉が理解できないと言うように声を合わせて


「「は?」」

と言った。


あ、あれ?唐突すぎたかしら・・・・・?



久々だったからなんか皆の口調が変わってそうで怖いです・・・w

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