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あけましておめでとうございます。といってももう明けてから5日経っちゃったんですが・・・

更新滞ってすみませんでした;

今年もどうぞよろしくお願いします!!


「はい、シーちゃんスープよ。熱いから気をつけてね。」

シェリーさんが妖艶に微笑みながら私にスープを渡してくれる。あ、朝からまぶしすぎる&色気半端ないよシェリーさん・・・。


「ありがとうございます。いただきます。」

素敵な笑顔に女としての自信を打ちのめされつつ(これももちろん顔には出さない)いただいたスープを冷めないうちにパンにつけて食べ始める。


うーんおいしいけどねぇ・・・。さすがに毎日これだと飽きるよね。

今日で私がフェーンを出てから7日たった。順調にいったら王都には明日にでも着くらしい。シェリーさんとランスさんに出会った町からはほぼ等間隔で町やら村があったので野宿はしていない。でもどの町でも大体その日の夕方について次の日の朝に出るってパターンなので昼食はこのスープ+パン+干し肉+果物が定番化してきた。アネットさんの極ウマ料理で肥えた私の舌にはそろそろ限界が来ている。最近はシェリーさんが味に工夫をしてくれているがそれにも旅の途中でできることなど限界がある。なのでぶっちゃけさっさと王都着かないかな~って心理状態になっている今日この頃だ。前はあんなに王都に行きたくなかったのに・・・。人間の食欲恐るべし・・・・・。


あ、そうそうランスさんとシェリーさんについてだけど宿で驚愕の再会果たした後アレンさんには申し訳ないが出て行ってもらって(いやー出てってもらうための演技に苦労した・・・うん、もう思い出すだけで鳥肌が出る演技だったな・・・・・)3人で現状を確認するために話し合った。

その話をまとめると2人は昔王城で騎士をやっていたがとある事情でやめて冒険者になったらしい。それで今はあんまり国とは関わりを持ってないがこういう極秘任務などで人手が足りない時に騎士としてではなく冒険者として雇われることもたまにあるんだって。なんでも騎士時代に2人ともとっても強い&信頼のある騎士だったらしく極秘の情報でもこの2人なら大丈夫だろうということみたいだ。


ランスさんが騎士って言うのは「あーうんそんな感じするわー」と思ったがシェリーさんはそうは見えなかったが掌を見せてもらったら剣を持つ人の手だった。

人は見た目によらないな・・・と思った瞬間。

ちなみにこの2人は私のことを巫女姫だと知った後も『シーちゃん』として接してくれる。これはものすごく嬉しかった。なので私もこの2人の前では作らない態度でいれる。あー2人が仲間に加わってくれてよかった!万歳!!!ありがとう神様!!!


なんてことを考えていたらまた無意識にスープを飲み干していたらしい。器が空っぽだった。左手にはしっかりと半分以上残っているパンが握ってあった。目をこすった後もう一回スープの器を見た。空っぽだった。ルーカスさんが肩を震わせていた。ランスさんも震わせていた。思わず涙目になってしまったのも仕方ないよね!?



*************



「シーちゃんの部屋はここ。隣の隣の部屋が俺とランスさんとレイ隊長だからなんかあっても無くても来ていいよー。」


「分かりました。ルーカスさんがいないときに伺いますね!」


「つれないなー。まっとにかく遠慮しなくていいからね。」

そういって自分の部屋に戻っていくルーカスさんを2秒くらい見送った後部屋に入った。見送りを2秒でやめたのと態度がそっけなかったのはスープのことを根に持っているからではない。断じてそんなことは無い。

部屋に入った私は少ない荷物をテーブルの上に置きベッドに座り込んだ。



最初に町についた日以降私は宿を抜け出してはいない。ランスさんとシェリーさんに怒られたからだ。「シーちゃんが抜け出したおかげで私達はシーちゃんに会えたけどもう2度とそんな危険なことしちゃ駄目よ!」とシェリーさんに言われて従わない人がいるだろうか。いやいない。もはやそいつは人類じゃないんだろう。

とにかくそんな訳で宿に閉じこもってるんだがものすっごく暇!何もすることが無い。部屋を物色しようにもなーんも面白いものが無いのでやっても体力の無駄。しかも今回は町に早く着いたので夕食まで時間がある。うむ、何しようかなー・・・


その後10分くらいベッドでゴロゴロしてみた。当たり前だが全っ然楽しくない。いっそ宿が汚れてたら掃除とかするんだがまあもちろんピカピカです。

あー暇。仮眠とかとるには中途半端な時間だしなー。どうしましょう?


考えた結果あんまりにも暇だったので私は誰かのところに遊びに行くことにした。

騎士達はお仕事中じゃない?なんて聞こえなーい!

さて、遊びに行くとしたら誰のところがいいかね?


アレンさん派の人は論外。わざわざ疲れる演技しに行くってアホか!

ギルバートさんはまともにお話できそうに無いから却下。

残るのはレイさん、シェリーさん、ルーカスさん、ランスさんだ。

そういやさっきルーカスさんがレイさん&ランスさんと相部屋と言っていたな。

丁度いいじゃないか!ナイス部屋割り!!


私はゴロゴロしたために乱れた服装を整えた後自分の部屋を出て隣の隣の部屋に向かった。






お気に入り登録件数が150件を超えました!

ありがとうございますm(--)m


これからもお願いしますっ!!!

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