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4ページ

今回、長い上に説明チックです・・・。すみません。

流し読みでも多分きっとおそらく大丈夫です!←



************


昔、昔、ある王族に女の子が生まれた。


彼女はこの世界を作った神と同じ黒い目と黒い髪を持っていた。


彼女はとても成長が早く4歳にして高難易度の魔術を扱い、周りの人たちから神の御子といわれ称えられた。


彼女は周りに応えるかのようにどんどん成長していった。


10歳になるころには彼女に魔術で勝てるものは誰もいなくなった。


周りの人たちはさらに彼女を褒め称え、畏れ、敬った。


13歳の頃、彼女は自分の様々な能力をみんなのために生かしたいと思った。


彼女はそれから毎日神様に祈りをささげていた。

世界が平和になるように、みんなが幸せに生きていけるように、と。


その姿から彼女は神の遣いの巫女のようだといわれ、彼女は巫女姫様と呼ばれるようになった。



そしてそんな彼女は祈るだけでなく、行動を起こした。


まず、彼女は自国の腐りきった王宮を改革した。

彼女が16歳になった時だった。


次に、彼女はこの世界から戦争をなくそうと努力した。


彼女の努力のかいあって全てとはいかないが戦争はこの世界からほとんど姿を消した。


世界の人々は彼女に感謝した。様々な品を送り、感謝の気持ちを表した。




そして、それと同時に彼女を追い詰めた。


『もっとこうしてくれ』『何でその国ばっかりかまうのか』『神の御子ならこのぐらいできるだろう』といいもっと多くのものを求めた。



彼女は徐々に追い詰められていった。


なぜなら彼女は人間だったから。


彼女はちょっと人より魔術の腕が優れていて、髪と目の色が黒い、正義感のある人間だったから。


でも、そんなことを理解してくれる人などほんの一握り。


次第に彼女の心に傷がついていった。



ある日、彼女は決意し世界中の人々にに向けてこう言った。


「私は、ただの人間です。貴方たちと同じ人間なのです。神の御子などではございません。人間なのです。なので、こうしてほしいと言う貴方たちの願望を全てかなえることはできません。もちろん努力は致します。ですが無理なこともあるのです。どうか理解をしてほしい。」



彼女は混乱を招くかもと思ったが、自分が本当に壊れてしまう前にみんなの理解を得ようと、まだちゃんと自分を保っているうちに理解してもらいお互い分かり合えるように、と思いをこめて言った。



しかし、人々の反応は彼女を裏切った。


『今さら神の御子じゃないなんて騙していたのか』『なんて無責任なの』『私たちを見捨てるのか』


人々にとって彼女が世界のために尽くすのは当たり前になっていたのだ。



彼女は本当に壊れてしまった。


彼女は本当に理解してくれている人とも会わなくなっていた。一人部屋にこもり、祈りを神にささげるだけの生活になっていた。



ある日、彼女がいつものように祈りの間で祈りをささげていると、どこからか声がした。



≪人間は愚かだね。君は彼らを助けたいと思うかい?人はこの世に必要か?≫


突然の声に驚きつつ、彼女は答えた。


「確かに、人は愚かです。でも、そうだとしても私は彼らを助けたいです。・・・・・・ですが今の私にはそれができません。心が壊れてしまったから。今の私はもう彼らを信じることができないのです。そんな私が助けるなど・・・。」


≪・・・そうか。では君が助けたいと思うなら、私は彼らにチャンスをやることにしよう。人を滅ぼすのをやめる。君に免じてね。それには君の協力が必要なんだ。協力してくれるかい?≫


彼女は「はい」と答えた。彼女はこの声の主が神であることはなぜだか自分でもわからないが知っていた。



次の日、彼女は再び人々に声を飛ばした。



「私は、この世界が好きでした。でも今はこの世界を、人々を信じることができません。なので私は1回休みます。

昨日、神様から私はお言葉をいただきました。私を違う世界に飛ばしてくれるそうです。私は200年間その世界で過ごします。貴方がたは200年間で、私が信じたいと思う世界にしてください。200年後、私は今の私とは変わってしまうかもしれません。でも必ず戻ってきます。

もし、再び私が信じられる世界になっていたら神はこの世界を一生守護してくれるそうです。

・・・・・・・・では200年後までさようなら。私の愛すべき世界よ。」



こうして彼女はこの世界から消えて別の世界に去っていった。



人々ははじめは彼女が裏切ったと罵っていたが、すぐに気づいた。


彼女の存在の偉大さに。


彼女が消えたら、世界の国々はすぐに諍いを起こした。仲介してくれていたパイプを失いまた戦争が繰り返されそうになった。さらに彼女が張っていた結界がなくなり、魔物と争うことも増えた。世界は再び混沌の中に落ちた。


しかし、人々は彼女の言葉を思い出した。


そうして決意した。彼女に信じてもらえる世界を作ろうと。




そして、その日から199年が経ったある日、突然祈りの間で祈っていた神官に声が届いた。



≪来年、巫女姫をこの世界に召還する。黒髪で黒目の者がいたらそいつがそうだ。場所までは特定できないが絶対見つけ出してやれ。≫


神官はすぐさま王に報告した。王は秘密裏に彼女を探す計画を立て、実行した。



そうして見つけたのが貴方様なのです。巫女姫様。



***********



アレンさんの話をまとめるとこんな感じだった。うん長いね。

これでも十分長いけどちゃんと略したんだよ?

だってアレンさんの言い方いちいち長いからさ、これの倍くらいの文章になっちゃって・・・。聞いてるほうも疲れた・・・。


さて、この話を聞いて私がまず思ったこと。



これ絶対私じゃねー!こんな聖人みたいな性格してねーよ!!!



思うことがこれって自分で悲しくなった。









少し訂正しました。すみません

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