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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第十四章 魔人降臨

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第501話 アイテムショップを探せ!

【花の都ネオフリージア:中央噴水広場(シンビジウム)


 のどかな噴水広場の木製ベンチに座る俺とメサイア。リースとフォルもいた。ただ、ベルの姿はない。アイツはスキル振りに没頭していた。

 いや、それだけでもないらしい。

 ステータスも初期化して、振り直しているのだとか。タイプを変更するらしいが――いったい、何型にする気だ? パワータイプなのか、スピードタイプなのか色々気になるところだ。


 ――さて、それよりも。

 ついに約束を果たしてやったぜ。



「……(もぐもぐ)」



 俺の隣でメサイアは、サクラクレープを美味そうに食っていた。

 これでもう不満を垂れられる心配はないな。



「美味いか?」

「……(うんうん)」



 必死に食っているせいか、うなずくことしかできないメサイア。小動物のように可愛いな。

 黙っていれば美少女でしかないんだがな。


 リースとフォルもサクラクレープを味わっていた。二人してキャッキャして楽しそうである。



 ――さて、これからどうするべきか?



 魔人サリエリが襲ってくる気配は今のところないが、ヤツが放っているモンスターは厄介だ。非常に強く、倒すのに苦労した。


 マナスから貰った『ルーンストーン:ウィン』のおかげで勝利したが、今後も使用して討伐しないといけないな。となると、ルーンストーン:ウィンの入手が最優先だな。

 前に貰ったヤツは消費してしまったからな。



「なあ、リース」

「はい、なんでしょう?」


「ルーンストーン:ウィンって知ってるか?」


「ええ、もちろんです。ルーンストーン:ウィンは、エルフ族で重宝されている魔法石ですからねっ」



 やはり、エルフが作った魔導アイテムか。



「入手方法は? お店で売ってるのか?」

「はい。エルフ族の経営するアイテムショップで売っていると思います」



 ふむふむ。この花の都にエルフ族のアイテムショップがあればいいんだがな。

 ここは幸い、中央噴水広場。

 周囲はお店だらけだ。


 錬金術師のポーション屋、ブラックスミスの鍛冶屋、モンスターペットショップ、そしてアイテムショップがいくつも。


 あのお店のどこかにあるかな。



「兄様、兄様」

「なんだ、フォル」


「このわたくしがアイテムショップを探してみせましょうか!」


「ふむ?」


「わたくしの幸運なら、一発で当てられるかと」

「なるほど! フォルの運に期待しよう」


「では、さっそく!」

「頼んだぜ」



 サクラクレープを食い終えたフォルは、ベンチから立ち上がりまずは周囲を見渡した。

 さてはて、一撃でエルフ族の経営するお店を当てられるか。いや、この強運聖女ならきっと――。



「……む、あの奥のお店が気になりますね!」

「奥って、かなり向こうか」


「ええ。行ってみましょう……! あ、わたくし、サクラクレープをもう一個!」



 フォルは、サクラクレープの魔力に取りつかれているらしい。目をハートにしているし、テコでも動きそうにないな。


 となると、メサイアでも連れていくか。



「メサイア、付き合え」

「えぇ……」



 めちゃくちゃ嫌そう!

 でも、強制だっ!



「行くぞ」

「……仕方ないわね」



 文句を言いながらも、なんだかんだで重い腰を上げるメサイア。

 リースとフォルはベンチから動かないように強く言っておいた。万が一、はぐれたら大変だからな。

 知らない人にもついていかないようにと指示を出した。



「「はーい!!」」



 二人とも素直に返事をした。

 なら、大丈夫だろう。



 メサイアを連れ、奥の店へ。

 中央噴水広場から、なかなか離れた場所にあった。結構歩いたな。


 扉を開け、中へ。


 お店の中には――エルフがいた。おぉ、しかも大人の女性だ。なぜか着物姿だが……色気があるなぁ。



「ちょっと、サトル。なに鼻の下のばしてんのよ」



 ジトッとした目で俺を見るメサイア。お、妬いてんのか。



「すまんすまん。それより、買い物だ」

「さっさと買って帰りましょ」


「そう慌てるなって」



 俺は、女性エルフに『ルーンストーン:ウィン』がないか聞いた。すると――。

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