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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第十三章 新世界

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第480話 ベイドン洞窟ダンジョン Lv.5000

【エルフの郷カムラン:ベイドン洞窟ダンジョン Lv.5000】


 草原フィールドLv.50を抜け、俺たちは付近にある『ベイドン洞窟ダンジョン』へ入った。ここはLv.5000もあるトンデモダンジョンだが、万単位のレベルである今の俺たちなら、それほど苦ではない。


 俺のレベルは限界突破して10万近くあるし、メサイア達も5万だとか、それくらいあったと思う。


 そうだな、久しぶりに我がパーティのステータスでも確認しておくか。俺含めてな。



 サトル:Lv.103000

 メインスキル:超覚醒オートスキル


 メサイア:Lv.53000

 メインスキル:建築スキル


 リース:Lv.73000

 メインスキル:覚醒掃除スキル


 フォルトゥナ:Lv.84000

 メインスキル:料理スキル



 ――ふむ、俺は10万超えか。いつの間にかレベルの更なる限界を突破してしまった。てっきり、Lv.99999でカンストかと思ったんだがな。

 しかし、まだ“上”があるようだった。


 メサイアによれば、Lv.999999が上限になったという。いつの間にそんな仕様になったんだよ、異世界サクリファイスよ。

 これ以上のインフレはカンベンして欲しいものだね。

 というか、もともと俺がプレイしていたサクリファイスオンラインだって、そこまでぶっ壊れてなかったんだがな。


 いや、そうでもないな。

 後半は五次職なんてものまで実装されて、モンスターに与えるダメージも数億だとかになっていたし……。



「そ、それにしても、このベイドン洞窟って広くて……でも寒いですね」



 小さく凍えるリース。ただでさえスケスケの服で寒そうだ。

 俺は所持しているアイテムの中から『モコモコマント』をプレゼント。お腹辺りまでの丈しかないが、温かいはずだ。


「ほら、リース」

「わぁ、ありがとうございます。しかも、色も緑で可愛いですっ」


 どうやら、リースはグリーン色が好みらしい。

 衣装もそんな感じの色彩だし、そうなのだろう。



「ちょっと、サトル」


 ジトっとした視線を向けるメサイア。明らかに不服そうである。


「なんだその目は。私も宝物のように扱いなさいよ的な眼差しだな」

「その通りよ! 具体的にありがとう! さあ、さっさとマントでもなんでもいいから、寄こしなさい」


 おかしいな。以前、山ダンジョンのケントゥリアを攻略しようとした時に、服を買い込んだはずなんだがな。

 というか、リースもそうだ。


 みんな防寒着を持っているはず。



「お前たち、前に買った服はどうした……?」



「「「………ッッ」」」



 三人とも苦虫を噛み潰したような表情をしていた。なんでだよ!

 まてまて、おかしいだろう、その反応。


 俺だけかよ、まともな服を持っているのは。



「正直に言え。まず、メサイア!」

「…………そ、そりゃあ、決まってるじゃない」


「ギャンブルだな」


「うっ」



 図星だと言わんばかりにメサイアは目を泳がせていた。てか、リースもフォルも同じ反応じゃねえか!

 コイツ等いつのまにギャンブルを!



「あ、兄様。実はカムランにはカジノがあって……」

「賭けたのかよ!」


「はい。おかげでお金を失いました……。服などの装備を全部売り払って、がんばったんですけども……」



 全て失ったというわけか。



「アホか!?」



 俺も呼べよ!!

 カジノやりたかったなぁ……じゃなくて。マジでいつの間に行っていたんだよ。


 つか、最強の運を持つフォルが負けるなんてな。あ、いや、運なんてそういうものだけど。



「そんな怒らなくてもいいじゃない」

「メサイア、少しは反省しろよ。これでは尚更、自販機で稼がなきゃだ。カムランで足止めだ」


「大丈夫。次のプランを考えたから!」


「言ってみろ」

「私たちの下着を自販機で――」



「却下だッッ!!」



 なぜ、そういう方向に考えるかねっ。

 もちろん、絶対ダメ!


 神が許しても俺が許さん。……って、俺が神だったわ。


 そんなことはどうでもいいッ!



「じゃあ、どうすればいいのよ」

「なんで開き直っているんだよ。メサイアよ、少しは反省することを覚えなさい」


「私は死神だからねっ」


「今だけ死神に戻るんじゃねーよ」



 呆れていると、洞窟の奥から『アイアンゴーレム』が出現!



【アイアンゴーレム】

【詳細】

 鋼鉄のゴーレム。

 高い物理・魔法防御力を持つ。

 倒すと鉄と鋼鉄のアイテムをドロップする。



 ズンズンと鈍い音を響かせて現れるゴーレム。全身が鋼鉄でロボットみたいだ。

 全長五メートルほどだが、横幅が無駄にある。関取みたいなゴーレムだ。



「あれがアイアンゴーレム」



 フォルは焦って拳を構えていたが、俺は止めた。



「あんなモンを殴ったら骨折するぞ」

「……兄様。わたくしを気遣って……嬉しいっ♡」



 目をハートにして俺にくっつくフォル。チョロすぎて心配になる。


 って、そんな場合ではない。

 アイツを即倒さないと大変なことになるぞ――!

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