表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第十三章 新世界

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

455/554

第446話 落ち武者オーク出現!

 ついに小屋ともお別れだ。

 メサイアは【建築スキル】で小屋を解体して材料へ変換した。また直ぐに立て直せるらしいので心配はいらないそうだ。さすが女神だ。


 みんなの準備は万端(ばんたん)だ。


 リースの風邪はすっかり治ったし、フォルはいつも通り俺にベタベタ。

 メサイアは後方でベルと共に歩いて雑談を交わす。


 うん、いつものパーティらしくなってきたじゃないか。



 雪原フィールドを歩いていく。

 尚、雪は俺のオートスキル『煉獄』で溶かしている。最初からこうすりゃ良かったんだよな~!



「で、リース。そのカムランはこの方向でいいのか?」

「はい。ベルさんから貰ったマップによりますと、神聖国ネポムセイノ領のクァンタム高原へ戻ります」


「ふむふむ?」


「で、ある洞窟に入るとその先が『カムラン』に通じているんですよ~」

「へえ、洞窟ねえ」



 洞窟? なんか入った覚えがあるような、ないような。……まさかな。

 てか、ベルのヤツ……マップを持っていたのかよ。


 視線を向けると、ベルは(わず)かに微笑んで「可愛いリースの頼みだからね」と妙に感情を込めて言っていた。


 まあいい。その洞窟とやらを目指そう――!



 ◆



 雪原フィールドを抜け、高原に移った。

 この辺りは危険なモンスターも棲息(せいそく)している為、俺たちに襲い掛かってきた。



【落ち武者オーク】

【詳細】

 武者姿のオーク。ただし落ち武者。

 単独行動を好み、冒険者に襲い掛かる。

 ボロボロの刀で火属性攻撃をしてくる。



 この辺りには武者版のオークがいるのかよ。(さび)まくっているボロボロの刀を使い、俺たちに襲い掛かってきた。


 だが、ベルがシールドスキルでオークの攻撃を余裕で防御。


 その間にリースが魔法陣を展開していた。



「ありがとうございます、ベルさん」

「うん、いいよ~」



 物理攻撃を防いでくれている間にリースは、大魔法を発動。



「エターナルフロスト!」



 絶対零度のダイヤモンドダストが吹き荒れる。最強の水属性魔法攻撃だ。敵モンスターは『火属性』だから弱点攻撃。


 当然、威力は二倍となり――高レベルらしい落ち武者オークは大ダメージを受けて灰塵(チリ)と化した。



 【 落ち武者オークを討伐しました 】


  = リザルト =

 【 1,594,000 の 経験値 を 獲得しました 】

 【 10セル を 入手しました 】

 【 錆びた刀の破片 × 1個 を 入手しました 】



 経験値こそ美味しいが、それ以外は微妙だな。

 リザルトを眺めていると高原の奥から“ドタドタ”と音がした。なんだこの足跡……? 真っ先にメサイアが反応した。


「ちょ、サトル。凄い数のモンスターの気配よ!」

「え……」



 なぜか知らないが高原の奥から落ち武者オークの群れが接近していた。その数、10や20ではない。100体はいた。


 なぜえええええええ!?



 ちょ、待て!

 コイツ等は単独行動じゃないのかよ!



「ど、どういうことでしょう……兄様」



 フォルですら動揺していた。戦うしかないと腕を捲るが、しかし相手は100体以上だぞ。



「俺がやるっきゃないか~」



 正直面倒だが、そうも言ってられんな。

 あのオーク共をぶっ倒さねばエルフの郷『カムラン』に到着できないのだからな!


 俺はカムランの温泉に入りたい!

 というか、美人エルフに会ってみたい……!



 リースもそりゃ可愛いが、もっといろんなエルフとも触れ合ってみたいんだァ!



(……サトルさぁん、聞こえていますよぉ!?)



 げっ、リースってば俺の心を読んでいたのかよ!!



(当然じゃないですか~! 許しませんっ!)



 今はそんな場合じゃないって。

 落ち武者オークを倒すぞ!



(あー、誤魔化しましたね。まあいいです! ここは任せてください)



 いい加減、テレパシーでなくてもいい気が。メサイア達がポカンとしちゃってるし。まあいい、ココはリースに任せようじゃないか。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ