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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第十二章 神の帰還

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第391話 究極の闇スキル

 何が『闇の勇者』だ。

 ふざけやがって……!


 海の底に沈んだ楽園『バテンカイトス』を取り戻す? じゃあ、俺たちの世界はどうなるっていうんだ。一方的に支配され、破壊されていく。


 そんなのは間違っている!!



「天帝……お前を倒す」

「この俺を倒す? 面白い……絶対的な『闇』であるこの俺をどう倒すか……それはそれで興味がある」


 薄ら笑いを浮かべる天帝。

 この野郎、馬鹿にしてんな。


 闇だかなんだか知らねえけどな、やってやるさ。こっちは俺ひとりではない。女神に聖女、エルフの聖戦士もいるんだぜ。負けるワケがない。



「……サトル! どうするの!」

「メサイア、お前たちは後方で支援と補助を繰り返してくれ。俺はヤツを叩きのめす」

「で、でも……あんたひとりで……」

「任せろ。俺は幾多の強敵を倒してきた男だ。負けはしない」

「……信じているわよ」

「ああ」



 最初から全力で飛ばしていく!!

 俺は【超覚醒・オートスキル】を自動・任意モードに変更。俺の意思でもスキルを扱えるようにした。もちろん、自動でもスキルは発動するし、任意攻撃も可能だ。



 天帝は、あの小さき魔法使いを抱きしめていた。



「フォース。お前は見ていてくれ」

「で、でも……ユメ」

「俺は大丈夫だ。闇だからな」

「うん」



 ……あの二人はいったい、どういう関係なんだか。いや、惑わされるな。あの子は幻影だ。ならば……!



「天帝、お前はこれで沈め……!!」



 俺は走り出し、一気に加速していく。

 少しでも油断すれば、こっちがやれるのは明白。だからこそ、この大技でいくしかない。一撃で決める……!!!



 感情を爆発させ、ただひたすらに、奪われた未来を取り戻すために『慨嘆(がいたん)』を高めていく。




『怒りと悲しみのエンデュランス!!!!!』



 それは大いなる力となり、号哭(ごうこく)を絶叫させ、絶巓(ぜってん)に届く蒼白の閃光を穿(うが)つ。



「これが『理』……激しい怒りと悲しみを感じる。しかし、そこには『愛』がない。俺は愛を知った……だからッ」



 天帝は表情を変える事なく冷静に、右手を向ける。ま、まさか……俺の最強技『エンデュランス』に対抗できる術があるというのか。そんな馬鹿な。




『ライスナー・ノルドシュトルム・ブラックホール!!!!!!!』




 俺の『エンデュランス』を遥に凌駕(りょうが)する広大な闇が感情の光を奪う。あ、ありえない……俺の技が消えていく!?



「まだよ、サトル……『覚醒オルクス』で補助するわ!」

「メサイア、ナイスッ!!」


「兄様、わたくしをお忘れですか!! グロリアスブレッシングとグロリアスアジリティです……!!」

「フォル!!」


「あたしも大魔法でお助けしちゃいます!! 愛のホーリーグレイル!!!」

「おぉ、リース!!


「仕方ないなぁ、理くん! 全シールドスキルぶっぱなすよー!」

「全部かよ、ベル!!」



 全員の力が合わさり、俺の『エンデュランス』が闇を押し返す。



「……っ!!」



 微かに天帝の顔がひきつる。

 どうやら、押しているようだな!!



「諦めろ、天帝! お前の負けだ!!」

「諦めろ? ふざけるなあああああああああああああ!!」



 初めて激昂する天帝は、更なる闇スキルを放ってきやがった。




『カー・ブラックホール!!!!!!』




 まだ闇スキルがあんのかよ!!

 一気に押され、劣勢となる。

 このままでは……敗北濃厚。



 けどな。それでもな、俺は……俺たちは諦めるわけにはいかないんだよ!! ヤツが【バテンカイトス】の名を語る神なら、俺は【アルクトゥルス】になってやる!!



 神の涙『ティアドロップ』を取り出す……! ああ、ついにこの時がきちまった。ヤツと同等の力を手に入れるには、これしか方法がねぇだろッ!!



「うおおおおおおおおおおおお……!!!」

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