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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第五章 女神復活

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第278話 カルミア女王に報告 - 懐かしき城・ポインセチア城 -

 ガチャは『たわし』トラブルが発生し、当面の間は利用禁止になった。今は王国のアマゾネスたちが封鎖しているため、利用できない。


「だめかぁ、気分転換に良いと思ったんだけどなぁ」

「残念ね、ヘデラ」

「仕方ないな。装備とか消耗品はアイテムショップで(そろ)えよう」

「そうね、そうしましょう」



 ★



 俺はネメシアたちを連れて、ある所へ向かった。


「この先って……」

「お、もう気づいたのかトーチカ」


 さすがトーチカは、地元民だけあって察しがいいな。そう、この方角は女王様のお城だ。俺は、今までのことや、今回のことを報告しに行こうと考えていた。



 そして、何よりも【スターダスト】だ。



「なるほど、ヘデラ様はこの【レメディオス】の『カルミア女王』のところへ向かわれるのですね」

「正解だ、エコ。()でてやる。『ちゅぅ~るぅ』はやらんがな」


「にゃ~♪ ……って、ヒド!!」



 ショックを受けているエコは放っておき、歩き続けた。



 ★



【 レメディオス - ポインセチア城 】



 ――そうか、思えばこの城には見覚えがあった。


 ポインセチア城。

 この城の名前だけは変わっていないんだな。当時、この場所では、ミクトラン王(神)がふんぞり返っていたっけな。あとギルドみんな。今頃どこで何をしているんだろうなぁ。



 あの頃の『聖者祭』(アルビオン)とかが懐かしいぜ。



「ねぇ、ヘデラ。なんか懐かしそうな顔してるわよ」


 顔をかなり近づけてくるネメシア。

 唇ちかっ!!


「うわっ……近いって。吐息(といき)が掛かってるぞ……」

「ん~、別にいいじゃない。ヘデラの顔って見飽きないし」

「…………そ、そうか。ネメシアは、眼が綺麗(きれい)だよな」

「そぉ?」


「もう、二人ともすぐイチャイチャするのは止めて下さい~。先へ進みましょうよ~」


 頭に乗っているエコがクレームを入れてきたので、俺はネメシアから離れた。……って、誰がイチャイチャだ!!



 ★



 城の中は、ビキニアーマーのアマゾネスでいっぱいだ。

 あんな美人の姉ちゃん達に守られている状況とはな。男時代だったのなら、パラダイスすぎたなぁ。うーん、ちょっと惜しくはあった。


 ――って、そういえば、ビキニアーマーで思い出したけど、『ベル』は何しているんだろうな。うーん……どうなったのか思い出せないんだよな。

 そろそろ会いたいものだけどな。


「…………」


 ネメシアが俺を見つめている。

 な~んか、最近よくジッと監視されているような。ついに、俺に()れたのか……他の思惑があるのか。どっちでもいいけど、ネメシアのあの、さり気無い表情は(くすぐ)られるものがある。



「さて、着いたな」



 ここまで全て顔パス。

 女王様をくしゃみでぶっ飛ばした件で、俺はアマゾネスたちの中で、ある意味有名人になったからな。あと最近、レメディオスに貢献(こうけん)しまくってるし。嫌でも顔は広くなっていた。しかも、今日はこんな目立つ服(スチームパンク)も着ているしな。



「む……あなたはヘデラ様」

「よ、パエリア。あの時以来だな」

「女王様をまたくしゃみで飛ばさぬように。いいですね」

「ああ、もう大丈夫だよ。俺は花粉症だけど」

「……!」


 最後の言葉に反応し、警戒するパエリア。そんな眉間(みけん)(しわ)を寄せんでも。


「大丈夫大丈夫」

「……では、お通ししますが……くれぐれも注意なさってくださいねっ」


 めっちゃ(にら)んでくるな~。


 俺たちは王の間へ。



「さて、女王様はどこだ~?」

「小さいから分からない」


 トーチカの言う通り、女王様は【呪い】によって米粒サイズなのだ。なので、探すのが大変だ。


「おーい、女王様。せめて声を出してくれ」

『おぉ、すまぬ! ここじゃ、ここ!』


 あ、いた。


 玉座にいた。あまりに小さくて分からなかったよ。


「よう来たの。久しぶりじゃな、皆のものよ」

「久しぶり。今日は他でもない……重要な話があるんだ」

「うむ、申してみよ、ヘデレ(・・・)


「いや、俺はヘデラですってば!!」


「おぉ、すまんすまん。久しぶりなのでな、忘れておったわい」


 ……く、相手が女王なのでツッコみし辛いぞ。


 とにかく――俺は、今まであったこと、秘密結社のこと……【スターゲイザー】のこと……数々の事件を全て報告した。

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