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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第五章 女神復活

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第275話 消えた修道服 - 新コスチュームで心機一転 -

「へっくち……!」


 ――しまった。

 服を着ておらず下着すらつけていない。何故(なぜ)か全裸だった。


「……って、ヘデラ。あんた、ハダカじゃない……。って、そっか! 治療(ちりょう)していたから、わたしが全部脱がせたんだっけ。ごめんごめん」

「ネメシアだったのかよ。まったく、風邪引いちゃうじゃないか……」


 俺は裸のままベッドを出た。

 ネメシアは顔を赤くして、視線を()らしていた。


「どうした。女同士だろ」

「そ……そうだけど……。意識しちゃうのっ」

「えぇ……」


 まあいいや。服着よう……ん、いつもの修道服がない。行方不明だ。


「あれ、俺の服が……」

「ヘデラの服は、エコが食べちゃった」

「は?」


 トーチカがとんでもない発言をした。俺の服を食べた? まて、あの化け猫は、本当に化け猫だったのか。ちなみに、どんな趣味だよそれ。


「だから、あたしのメイド服着る~?」

「トーチカのメイド服かぁ、まあ、フリフリのミニスカで可愛いけど……俺の方が胸があるし、サイズがキツイかな。う~ん、どちらかといえば、ネメシアのゴスロリの方がいいかな」


「わ、わたしの? うーん、これ特注で一着しかないからなぁ。というか、ヘデラの修道服はもうないから、これでいっか」


 ネメシアは『ホワイト』を発動し、白い(もや)に手を突っ込んだ。

 あれは『アイテムストレージ』になったり、その中にある『邸宅』に入ったりできる女神スキルだ。便利すぎて羨ましい。



「はいっ、これ」



 差し出される服。

 服つーか……セーラー服?



 だよな。これ。



「もっと他にないのかよー」

「えぇ? あとは、ナースとか巫女さん。スク水とか体操着もある。うーん、浴衣にハロウィンの衣装、サンタさんもある」


「おいおい、どれもコスプレ衣装じゃないか。まともなのないのか?」

「じゃあ、アイドルとかは!?」


 なぜそこだけ目を輝かせるのかなぁ!?

 俺にそんな趣味はねぇ!!


「却下だ。――仕方ない、魔法少女にするか」

「え、ヘデラ……あんた……うわぁ……」

「まて、なぜ魔法少女でめっちゃ引いてるのー!?」


 どうやら、お気に召さないらしい。

 仕方ない、これでいっか。


「じゃ、これにするかな」


 いそいそと下着をつけて(慣れたものだ!)、それを着た。


「わぁ、それ、赤茶のスチームパンク風ね。わたしとちょっとだけ被るけど、そっちの方が派手でカッコイわね。うん、いいと思う」


 感激するネメシア。どうやらこれは好評な模様。俺的にもこれはシックリきた。可愛いというよりは、カッコイイ。鏡で見るとビシっと決まって凛々しいな、俺。


「ヘデラ、お洒落(しゃれ)。そっちの方がよく似合う」


 お、トーチカも虚ろな目を輝かせている。これは手応えあるな。


「にゃー! どうしたのですか、ヘデラ様。イメチェンですか!?」


 いつの間にか戻って来たエコも、俺の姿に仰天していた。


「おう、エコ。どうだ、かっこいいだろ」


「ええ、修道服よりも、そちらのスチームパンク風がよくお似合いです。胸元が大胆に開かれ、谷間のポイントが非常に高い。ミニスカですし、白いふともともがよく強調されていて、エロいですよ!」


 猫に興奮されても、嬉しか……嬉しかった。


 にしても、聖女から程遠くなってきたな。まあ、仕方ないか……俺はもともと聖女ではなかったのだから。こうやって、本来の俺に戻していく(?)しかない。いや……むしろ、悪化した!?


「ま、ちとスースーすっけど。慣れるだろ。よし、エコ、俺の肩に乗れ」

「はいっ♪」


 これで、かなりそれっぽくなったろ!

 さっそく外出するか。

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