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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第五章 女神復活

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第262話 夜襲 - ヘンタイ貴族を撃破せよ!! -

 敵はいきなり現れた。


「う、迂闊(うかつ)だった……」

「だが、いい。スターゲイザーに(つな)がるヤツだからな」



 そう、現れたのは丁度(ちょうど)、トーチカに教えてもらったばかりの例の貴族(・・・・)だったのだ。そいつは、トーチカを尾行し、やって来たのだ。ていうか、正体バレれてんじゃねーよ、トーチカ~~~!!



「フッフッフッフッフ……。久しぶりだな、聖女よ」

「黙れ、ヘンタイ貴族! というか、そのバレリーナみたいな衣装はなんだ、気色わりぃ!」


 ふくよかな男は、毛むくじゃらの全身を純白のバレリーナ衣装で身を包み、俺を(にら)んでいた。……おえええええええええっ!!


「…………う、わたし、ちょっと気分が」


 顔面蒼白(ブルー)になったネメシアが、パタリと倒れた。



「ネメシアアアアア!! くそ、よくもネメシアを!!」



「これか? これは、私の真の正装(すがた)でねェ……!」

「キモイわっ!! 近寄るな!」


「そうはいかん。聖女……いや、お前よりも先に『女神(・・)』をあのお方(・・・・)献上(けんじょう)せねばらん。お前の後ろにいる、その変わった髪の女を渡してもらおうか……!!」


 ネメシアを?

 ふざけるな、コイツは俺の大切な仲間だ。いや、それ以上の存在だ。俺はあのゴータマ戦で少しだけだが、記憶を取り戻した。


 だから今なら、ネメシアがいかに大切な存在か分かる。


 コイツは俺にとっての――。



「アレクサンドリア! いや、長いので……改めてヘンタイ!! 貴様にネメシアは絶対に渡さん。逆に、スターゲイザーの内部情報を洗いざらい吐いて貰おうか!!」



「フフフフフフフ…………よかろう」



「だろうな、断ると――――へ? いいんかいっ!!!」



「ああ、その女神を黙って渡すのならばな……!」

「そういう事か。ならば、お前は俺の敵――ゴミ野郎だ!」


 もう会話を交わす必要もない。

 徹底的にボコったら、徹底的に吐かせる。それだけだああァ!!



 俺は貴族へ突進していく。



「トーチカ!! ネメシアは任せたぞ!!」

「ラジャ」



 敵はどんな能力を持っているか分からん。とりあえず、家にいるのは危険だ。だから、外へぶっ飛ばす――――!!



『――――――オートスキル任意発動!!!!!!

 パニッシャートライデント!!!!!!!!!!』



 助走をつけ、俺は思いっきり槍をブン投げた。



「なにいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!! いきなり槍が現れただとおおおおおおおおお!! だがああああああッ!!!!」



 あのクソ貴族、俺の槍を素手(・・)で……(つか)みやがった!!!

 だが、俺の槍の衝撃は(すさ)まじく、敵は外へ吹っ飛んでいった。


 まだ本調子じゃないのか、俺。


 たいしたダメージは与えられていないな。しかし、なんて野郎だ。ただのヘンタイではなかったか。伊達(だて)に秘密結社に所属しているわけではないという事か。これは、一気に畳みかける必要があるかもしれん。


「にゃー」

「エコ!」

「ヘデラ様、私も補助いたします」

「助かる……振り落とされないよう、頭にしっかり(つか)まっていろよ!!!」



 夜の外へ――!!

いつも応援ありがとうございます。

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