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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第四章 未来

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第236話 スキル市場 - 建築スキルを購入せよ!! -

 秘密の地下通路を抜けると、目映(まばゆ)い光が。

 その先には王国【クリスピア】の街並みがあった。


「水路が至る所にあるのね。流れる水が()んでいてキレイ~」

「そうなんですよ、ネメシアさん。この【クリスピア】は、灌漑(かんがい)のために用水路が非常に発達しているんです」


 ラナンはそう説明するが、


「え。かんがい……?」


 ネメシアは知らんらしい。俺も知らんけどな!

 なんだその隠し技みたいなの。


「解説はこのエコにお任せを!

 灌漑(かんがい)とは、農地に水を供給するシステムのことですよ。ですので、【クリスピア】は農業に力を入れているってことです」


「なるほど。へえ、道理で、水路の他に畑とかも広がっているわけだわ~」


 俺もネメシアもシンクロして(うなず)いた。


「で、ラナン。俺たちは【建築スキル】を買いたいんだが、どこへ行けばいいんだ?」

「そうですね。それでは、市場がありますので案内しますよ」



 ★ ★ ★



 スキルが売買されているという、市場へ向かった。

 その場所に近付くにつれ、人の往来も多くなる。


 ほー、『鎖国』している割には人口密度が高いな。まあ、国の中は当然か。経済も回さなきゃならんだろうし。



 市場へ入ると、ラナンが、オーナーだかに問い合わせに行った。


 ――しばらくして。


「……みなさん。お待たせいたしました」

「どうだった!?」


「それが……。スキルは、もう無いみたいなんです」

「ない!? おいおい、この国あったんじゃなかったのかよ」

「ええ。昨日までは在庫があったみたいです」


「昨日か……。一歩遅かったか」


 どうやら、誰かが買ってしまったようだ。


「ちなみに、売値はいくらだったとか聞いたか、ラナン」

「はい、一応聞いておきました。オーナーによると【1,500,000セル】ですね」



「ひゃ、ひゃくごじゅうまん!? たけぇか分からん」



 スキルの相場とか知らないんだよね。


「ヘデラさま。一般流通しているスキルでは、高額な方ですね」

「そうなのか、エコ」

「はい。もちろん、スキル需要(じゅよう)が高まれば、高騰(こうとう)する場合もありますけどね。今回は、そのようなケースだったのかもしれません」



 タイミング悪し。

 運が悪かったな。



「うーん。困ったな。せっかく隣国まで来たのに……徒労(とろう)に終わるのかよ」

「いいえ、まだ諦めちゃダメです」


「え、ラナン?」


「実は、オーナーから有力な情報を戴きました」

「有力な、情報だって?」

「ただ……参加するなら、相応の覚悟は必要です」


 尋常(じんじょう)ではない汗をにじませるラナンの顔色は、決して良くなかった。おいおい、そんな血相を変えるほどの『有力な情報』って……。



 まさかな?

いつも応援ありがとうございます。

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