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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第四章 未来

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第223話 危険度マックス - 大型ボスモンスター襲来!! -

 夜になるとまた楕円銀河(ギャラクシー)が現れた。

 主張が激しいが、綺麗に変わりはない。


「いやしっかし、この皿洗いは面倒だな。スキルとかで何とかならんもんかね」

「何いってんの~。トーチカばかりにやらせるワケにもいかないでしょ。メイドだけど」

「まあな。メイドだけどな」


 そんな会話をネメシアとしていると――



『緊急事態発生! 緊急事態発生!! 王国に危険度マックスの大型モンスター襲来中!! 大至急、住民は避難されたし!! 繰り返――ぎゃあああああああああああああっ!!』



 アナウンスの人またやられてる――――――!?



「おいおい……。危険度マックスの大型モンスター襲来だって!?」

「み、みたいね……。あ、街が!」


 外が騒々しい。どうやら、何か途轍(とてつ)もなく大きなモンスターが暴れまわっているようだ。そのせいか、火の手が上がっている。大惨事じゃねーか……!


「マジか。こんな時こそ俺たちの出番だろ。いくぞ!」

「うん。わたしはトーチカとエコを呼んでくるよ」

「任せた」

「任された!」


 俺は一足先に邸宅(うち)を出た。



 ★ ★ ★



「みんな、集まったな!」


 ネメシアは「ライブ配信開始よ!」とウィンクした。隣のトーチカもキメ顔で「新装備はばっちり」と準備万端だった。行けそうだな。


「よし! 戦闘開始!」

「ちょっとまって下さい!!」

「どうした、エコ」

「さっき食べたサーモンが当たった……み、みたいです……。申し訳ありません。私はちょっとお花を摘みに……」

「なんだって!! じゃあ、あとで来てくれ」

「申し訳ないです、にゃああ~~~!!!(血涙)」


 エコは走り出して行ってしまった。


 俺たちは、エコを置いて現場へ向かった。



 ★ ★ ★



 ===== !!WARNING!! =====


 【国の存亡を懸けた討伐】


 【ボスモンスター『ケルベロス』 1体 を 討伐せよ!】


 【報酬期待度:☆☆☆】


 ===== !!WARNING!! =====



「ボスモンスターだって……!?」

「みたいね、あの家のような大きさのケルベロスは、ボスよ。気を付けて」


 先行するネメシア。おいおい、随分と張り切ってるな。……あ、そか。ボスモンスターだから、儲かるってワケか。よし。


「げぇ、あれがケルベロスか。でけえな」


 近くまで来ると、デケェ犬が暴れていた。

 家を尻尾や爪あるいは牙で破壊し、人々を襲っていた。凶暴な犬だな!


「ああ、やっぱり顔は三つあるんだな」

「うん、すごいヨダレ。食べられちゃいそうだね」


 トーチカは特に恐怖も感じていないようで、淡泊(たんぱく)に言った。そして、ダンッっと

宙に舞い上がると、例の【アパッチ・ナックルダスター・リボルバー】を『リボルバー』モードへ変形させ、スピーディーに攻撃を開始した。


 うお、まぶし……!

 なんて連射速度、なんて火力だ。


 あれならヤツの体力(HP)をかなり削いだんじゃ……!


 だが、ケルベロスのボディは固かった。あんまりダメージは通ってないようだ。おいおい、あの犬のボディは特殊な装甲か何かで出来ているのか!? いくらなんでも防御力高すぎである。



「まずいっ、避けろトーチカ!」

「…………っ!!」


 ケルベロスはいきなり『黒炎』を口から吐きやがった。しかも、三つ同時に。

 それをトーチカはギリギリの際どいところで超緊急回避。どこかの家の屋根に飛び移った。……おお、ホントあいつの身体能力はズバ抜けているな。ひょっとして、前世は最強の戦士だったのかもな。


 しかし、なんちゅーもんを吐くんだ。

 それはどうせなら、エコにやってもらいたかったぜ。

 まあでも、なんとなく分かったが、あれは『ダークブレス』という、喰らったら大ダメージだけでなく、呪いや鈍足などの厄介な状態異常に(おちい)るようだ。


 

「こりゃ、苦戦しそうだな……」


 俺のスキルは消費SPが多すぎて連射はできない。

 一度の戦闘で一回が限度だ。


 果たして……倒せるのか!?


 あのワンコロに食べられないといいがな。


「いくぜ……!」

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