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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第四章 未来

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第222話 最強のナックルダスター - URの武器を手に入れた!! -

 あの青年のことは一旦忘れ、邸宅(いえ)へ戻った。

 それから直ぐに風呂に入って体を温めた。


「ふぅ……あったかい。風邪を引くところだったぞ」

「そだね、まさかヘデラが噴水に落ちるなんて。おっちょこちょいなところもあるんだね」

「ネメシアさんや、一応聞いておく。ちなみに俺のずぶ濡れシーンは……」

「あ、それね、なんか【レッドスター】の貢物(こうもつ)の方が多かったわよ」

「ん? 【レッドスター】~? なんだそれは」


 なんて疑問符(ハテナ)を頭上に浮かべていると、


「それは私が説明しましょう~」

「あ、エコ。いたのか」

「いましたとも。私はこう見えて綺麗好きでしてね。まあ、それはいいとしまして――【レッドスター】ですが、これは『10個』集めるとレアガチャが引けるんですよ~。さっきの『噴水』あったじゃないですか。そこです。あそこに投げ入れると、ガチャれるんですよ~」



 あの場所(・・・・)かよ!


 俺が落っこちた、あの噴水。



 ああ、そうか。

 なんか赤いモノが落ちてるなと思ったんだよな。あの正体が【レッドスター】だったとはね。つーか、あれ、ネメシアの髪飾りについてるも同じヤツだ。


「へえ、ガチャると何が出るんだ?」


 エコに聞き返すと、風呂の中から人影が現れ――



『ジャボーーーーーーーーーーーーン!!』



 トーチカが現れ、俺に抱きついてくる。


「うわ! トーチカ! 風呂の中で泳ぐなッ」

「ごめんなさーい。ちなみにね、【レッドスター】は武器とか防具が出るよ。あと、たまにヒトとかモンスター、爆弾とかゴミとかハズレも出るよ」


 なんだか、そう聞くとレアアイテムが出る気はせんな。0.125%とかそんな確率になっているんじゃなかろうな。てか、爆弾って……これがホントの爆死ってか。いや、死ぬわ。


「じゃーん、これ」


 急に何かを見せびらかしてくる、ネメシア。なんだ、自慢か?


「なんだそのナックルダスターみたいなやつ」

「うん。これはね【アパッチ・ナックルダスター・リボルバー】っていう、超レアアイテムよ。レア度で言えば『UR』。つまりウルトラレアね」

「へえ、見た目はただのナックルダスターにしか見えないけどな。しかも、左右ちゃんとセットなんだな」

「これね、こうすると――」


 ナックルダスターを、カチャカチャと変形させるネメシア。するとそれは――おお、なんだって……!


「ほら、凄いでしょ。『銃』にもなるし『ナイフ』にもなるの」

「カッケエ。それ、ガチャで出たんだな」

「うん。実はさっきこっそりね。これは売っても高いわよ~」


 売却を考えているらしい。

 いや、まてよ。


「これは、トーチカにプレゼントでいいんじゃないか」

「あーうん。もちろん、扱える人がいるなら、それでもいいわ。トーチカ、使ってみる?」


「…………」


 トーチカは、なぜか無言つーか、目を星のように輝かせていた。いや、目が星になっていた。紛れもなく星だ。……うわ、めちゃくちゃ欲しそう! 喉から手が出るほど欲しそうだ。



 これは決定だな。



「ネメシア、いいの〜?」

「うん、いいわよ、トーチカ。これはあなたのモノよ」

「ありがと、ネメシア♪」


 ネメシアから【アパッチ・ナックルダスター・リボルバー】を受け取るトーチカ。顔が赤いし、とても嬉しそうだ。ま、トーチカの装備が強化されたわけだし、なにひとつ損はない。


「ねえねえ、試し撃ちしていい?」

「いいんじゃないか。外へ向けてやるんだぞ」

「はーい!」


 クルクルと器用に二つのナックルダスターを変形させ、トーチカは『銃』モードで構えた。へえ、指銃よりもカッコイイじゃん。なんか、ガンマンみたいだな。――あ、みたいじゃなくて、ガンスリンガーだったわ。


 さて、見せてもらおうか……

 新装備になったコックガンスリンガーの実力とやらを!




『ドドドドドドドドーーーーーーーーーーーーーーーーン!!!!!!』




 ………………へ。



 なんか、ミニガンのようなヤベェ連射をしていた。



 うぉい! とんでもねえ連射力じゃねーか!

 ハンドガンの連射力じゃねぇ~~~~~~~~~!!!!!

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