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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第四章 未来

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第209話 聖女の聖なる力 - 一撃必殺の聖属性攻撃 -

 トーチカの指で作った『銃』から放たれる魔弾によって弾け飛ぶ『ぶるぶるスライム』共。その度にカビを周囲にまき散らし、さらに街の被害は拡大していた。



「倒してもなお面倒なヤツだな!!」



 しかも、スライムはまだ大群のようにいる。

 減らねー。ワラワラ現れやがって、一向に減る気配がない。まるで増殖しているのではと錯覚してしまうほどだ。



「ネメシア、お前お得意の『ホワイト』とかで何とか出来ないのか?」

「ふぇ!?」


「ふぇ、じゃない。って、お前なに()ってんだ……」



 瑞々(みずみず)しいサンドイッチをもぐもぐを頬張(ほおば)るネメシア。小動物かっ! ちょっと可愛いけど、そんな場合じゃない!


「なんだ、お前もトーチカと同じ、そういうスキルがあるのか?」

「……あー美味しかった。ん? ないわよ、そんなもの」


「ないのかよ。ただ食いたかっただけか」


「だって、朝から何も食べていないんだもん。

 それより、スライムを討伐しなきゃでしょ。もしゃもしゃ」



「ばくばく食ってるお前が言うな!?」



「いやー、だからね、これをあげるって。

 えーっと、どこに閉まったっけな……うーん」


 ネメシアは例の『ホワイト』から何か取り出そうとしていた。ガサゴソやっとるが、なかなか出てこないな。何を取り出そうとしてんだか。なんだか、こういう猫型ロボットを見たことがあるような無いような……って、俺は何を考えているんだ。



「……あ! あった! 『スキルポイントが1つ増える不思議なドリンク』~♪ これはね、飲むとスキルポイントが1つ増えるの。だからスキルが取れるのよー。すっごく貴重な激激激レアアイテムなんだけど――」



 俺はネメシアの長ったらしい説明を聞く前に奪い、ドリンクを飲み干した!


 クソまず!!


 ……おえぇ、なんだこの体中の遺伝子が爆発しそうな後味。ひでぇまずさだ。



「はやっ、もう飲んじゃったの。それで、聖女のスキル取ればいいよ」


「ナ……ナイスだ、ネメシア。けど、これはマズすぎるわ。味を変えておいてくれると助かる。まあいい、それじゃ――この【ほーりー☆くろす】にしてみるか!」



 俺は【ほーりー☆くろす Lv.1】を覚えた!!



 強力な聖属性の魔法を広範囲に降らすようだ。


 ほー。これは強そうだな。



「じゃ、試してみるか――! ほーりー☆くろす!!」



 すると……空が急に曇り始めるや否や『光の十字架(ホーリークロス)』がゲリラ豪雨ように降ってきた。それらはスライムだけ(・・・・・)をターゲットにし、ホーミング。呆気なく仕留(しと)めていった。



 おほー! 笑えるくらいグサグサとブっ刺さってる!!


 そしてボンボンと連鎖的に爆発していくスライム共。キレイな花火だぜ。



「まじか! 一撃(・・)かよ!」



 【 ぶるぶるスライム 1000体 討伐完了! 】


  = リザルト =

 【 3,000 の 経験値 を 獲得しました 】

 【 6,200セル を 入手しました 】

 【 カビ × 868個 を 入手しました 】



 目の前に『リザルト』――つまり結果が表示されたから間違いない。つーか、カビいらねえええ! なんでこんな収集品なんだよぉ。売れるのかあ?



「おつかれー、ヘデラ」


 ニカっと笑うネメシアのスッキリした表情に、俺はようやく実感を得ることができた。マジで倒しちまったらしい。俺が。この聖女(おれ)が。



 俺めちゃくちゃつえええええええじゃん!!


 さっすが世界一可愛い聖女だな(←自画自賛)。



 しかも、レベルも一気に【Lv.1】→【Lv.15】となった。



 なんですとぉ!?

いつも応援ありがとうございます。

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