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【コミカライズ】全自動攻撃【オート】スキルで俺だけ超速レベルアップ~女神が導く怠惰な転生者のサクッと異世界攻略~  作者: 桜井正宗
第二章 聖地巡礼

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第148話 封印されし者の邪眼

 コンスタンティンから両目を奪われ、(つぶ)された。

 視界を奪われ、絶体絶命のピンチかと思われた……。



 だが、



 以前、『聖地・トリスタン』にある大聖堂で【エクストラチケット】を使い、ガチャを回した。その結果、不気味でヌメヌメな『眼』を手に入れていた。



 正直、絶対に使い道はないと確信していた。


 だが、


 ……なんて、奇遇だよ。



 俺は――



 【 封印されし者の邪眼 】――を取り出し、それを自身の目に押し込んだ。



「っらあああああああああぁぁぁぁあああああああああぁぁッ!!!」



「貴様……目に何を入れた!!」


 俺の意外な行動に、コンスタンティンは動揺する。


 アツい……目が熱い。

 なぜこんな、この目は燃えるように熱いんだ。



 俺は、ゆっくり目を開けた……



「サトル!? 目は、目は大丈夫なの!?」



 すると、そこには心配そうにしているメサイアが。

 ……よかった、見えるぞ。


 まさか、本当に使えるとはな。



「ああ……この前のガチャで出た【邪眼】が役に立った」


「兄様! 一応、治癒しておきます! グロリアスヒール!」

「ありがとう。フォル」


「……サトルさん。その目……なんかすごい色をしていますね」



「自分じゃ分からんが、そうなのか、リース。――なんだか不思議だ。もう『千里眼』(クレアボイヤンス)がなくても平気かも。全部分かる気がするんだ」



「理くん。その【邪眼】ね、実は、詳しい事を神王様に聞いていておいたよ。

 なんでもね、『死神王』のモノだったらしい。けど、あまりに強力すぎて、目だけは封印してたみたい。それを引き当てちゃうだなんてね。すごいよ」



 そうだったのか。

 まさかの『死神王』とはな。そんなモノとなれば、相当な力があるに違いない。



 などと説明を受けていると、



「――――戦いは終わっておらぬ!」



 コンスタンティンがまたも腕を伸ばしてくる。



 ――――え。



 見える。



 ヤツの動きがハッキリと。

 いや、なにもかも(・・・・・)が見える。



 ヤツの『軌道』、『心音』、『呼吸』、『思考』、『過去』、『現在』、『未来』、その全てが。



「っらぁぁぁぁあああ!! オーディール!!!」


「貴様!! 我の動きが!! ぬおぉぉぉぁぁぁぁああああああ!!!」



 ヤツの早すぎる速度をついに(とら)えた。



 だが、コンスタンティンは既に俺の上に。なんて動きを!



 それでも!!



 【オートスキル】発動――――!!



『血の煉獄』、『ホーリーブレード』、『ダークニトロ』、『ヒドゥンクレバス』、『パニッシャートライデント』、『アブソリュートサイレンス』、『聖槍・アンティオキア』、『オーディール』



 あらゆるスキルが発動した。



 前は、まったく発動しなかったのに。



 でも、その原因は分かっていた。

 コンスタンティンの【特殊スキル】のせいだった。ヤツは『スキル封印』というとんでもないスキルを持っていたのだ。



 なんと、それがパッシブで発動しているものだから、ヤツの近くにいれば、必然的にスキルを封印されてしまうのだ。とんでもねえ、チートだ。



 だから、前は発動しなかった。



 しなかったが、今は違う。

 この【邪眼】がある限り『スキル封印』の対象外となる。これは、パーティメンバーにも適応される。……ふふ、笑えるくらいツエーぜ。



「おのれ!! その【邪眼】とやらか……! くだらぬ小細工を!! その目を(えぐ)り出してくれるわ!!!」



 コンスタンティンは【世界終焉剣・エクスカイザー】を生成し、向かってきた。



「させるかああああああ!! 聖槍・エクスカリバァァァアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――!!!!!!」



 全てが見えている俺は、ヤツの行動を完全に読み切っていた。


 だが、コンスタンティンも『ドゥムノニア』なるスキルを発動。自信のステータスを三十倍にし、反撃をしてくる。



「終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!」



 『黄金の光』と『暗黒の光』が激突する。



「サトル。私たちも」

「サトルさん、あたしも」

「兄様、力添え致します」

「理くん。これで最後にしようね」



 みんな……!



『エーヴィヒ ヴィーダーケーレン!!』

『アルマゲドン!!』

『ドゥーム!!』

『全シールド解放!!』




『――――――――――!!!!!!!!!!!!!!!』





「がががあ、があああああああああああああああああああああああぁぁぁぁあぁ!!!!!!」



 コンスタティンの左腕が(ちり)となっていく――



 しかし、それでも抵抗している。なんてヤツだ……。俺たちの本気を食らってもなお、諦めないというのか。



「おのれ、おのれ、おのれえええええ!! このスキルだけは使いたくなかったが――!!」



 なに!?



 コンスタンティンは、何かのスキルを発動し――



 ぶ、分身を作った……!?



『ふははは……。我は最大12人の分身を作れるのだ。しかし、その副作用として『スキル封印』が使えなくなってしまうがな……まあ、今はもう関係あるまい』



 12人のコンスタンティンは一斉に――



『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』

『終焉・エクス、カイザァァァアァァアァァァ!!!』




 大技を(はな)った。



 クソ、そんなのありかよ!!!

いつも応援ありがとうございます。

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