第1部の登場人物紹介
龍英雄:龍一族の族長の息子。十八歳。士官学校出身。ノヤギの亜人。主人公。
龍虎鳳:龍一族の族長の次男。十三歳。パンダの亜人。気弱で自主性がない。
龍大雄:龍一族の人間。十三歳。金華豚の亜人。気弱で本が好き。
龍小夫:龍一族の人間。十三歳。アカギツネの亜人。ずるがしこく強い者の味方。
龍胖虎:龍一族の人間。十八歳。キンシコウの亜人。気が強く、自我が強い。
雪花:18歳。ユキヒョウの亜人。しっかりした女性。
月花:十三歳。雪花の妹。白いイエネコの亜人。まだまだ甘えん坊。
大頭:ビッグヘッド。言葉をしゃべることができる。
毬林満村:三十四歳。日本共和国にある会社員。生死感がずれており、周囲からは変人扱いされている。
毬林魅羅:三十四歳。満村の妻。昔は暴力が大好きな不良で今はおっとりとした専業主婦に生まれ変わっている。
毬林茉莉花:十歳。満村の娘。歌を歌うのが好き。コンテストなどでは賞を取ったことがある。
杖技網厚:三十二歳。日本企業の研究員。ビッグヘッドを生み出した。満村の後輩。変人だが満村とは馬が合う。
この世界は我々の知る世界とは少し違った世界である。
一九九九年に世界はキノコ戦争で崩壊しており、この時点で我々の住む世界とは違うことがわかる。
日本の名称は日本共和国で、自衛隊ではなく共和国軍が存在している。ただし一九四五年には疲労島と詠崎において核実験の失敗により、被爆している。アメリカによる支援によって復旧されたが、嘔気縄は占領され、北戒道の北方死島はロシアに占領された。
中国は中華帝国と呼ばれており、皇帝によって支配されている。首都は帝京。黄龍県にある。
北は玄武県。西は白虎県。南は朱雀県。東は青龍県と呼ばれている。
ヨーロッパではノストラゴメスの大予言が有名だ。
『一九九九年、七の月。西の大陸に住む恐怖の大王は世界を瞬く間に炎を包むだろう。しかし、それは終わりではない。南に住む箱舟の住民が百年後に現れ、世界に秩序をもたらす始まりの日でもあるのだ』
オカルト好きはもちろんのこと、興味のない人でも名前だけは知っているほどの知名度がある。




