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三戦

なんか思いついたので投稿。

「…………何をしているんだ貴様ら」

「あら河壱さん。ごきげんようですわ」

「花博ゥゥゥゥ!!!! くたばれぇぇぇええええ!!!」


 雄叫びながら両手の竹刀を私にぶつけてくる小鳥遊さんを見ながら、挨拶をする。


「いつも通りと言えばいつも通りなのだが……。理解できる範疇に無い行動をとるんじゃ無い」

「いえあのこれには理由がありまして……」

「うガァァァァァァああ!!!!」

「……どう言う理由から、半裸のお前がバーサク化してる小鳥遊にメッタウチにされてんだ」

「まあ話せば短いのですが」

「短いのか」

「ええ。簡単に言うと、膣穴を引っ叩いたらこうなりました」

「……すまない。もう少し長めに話してもえるか?」


 しょうがないですねぇ。



 *****



 三笠教諭がいないため、補修が無いという素晴らしき日。

 私は放課後、意気揚々と道場にやってきました。


「うーん……」


 と、胴着を着た小鳥遊さんが、三戦(さんちん)の構えをとりながら唸ってます。


「小鳥遊さん。便秘だからといって神聖な道場で立ち脱糞は流石に……」

「ちげーよ。今日も今日とて快便だっての。つか神聖言うなら畳に制服を脱ぎ散らかすな。更衣室で着替えろや」

「ツッコミは短めがよろしいですわよ? 長いツッコミをするには技量が足りてませんわ」

「…………三笠は?」

「先生でしたらおやすみですわ」

「ああ。そいや今日は入れ替えか。ちっ。じゃあ帰るかな」

「何かごようで?」

「ああ。三戦(さんちん)がどうもしっくりこなくてよ。芯の位置っつーか……。重心がどうもな」

「私の場合は、床から膣穴を通って脳天まで一本の棒が通っている感じでしょうかね」

「は?」


 私は小鳥遊さんの背後に周り、彼女の股の間に手を入れて床を触る。


「大体この辺でしょうか。ここから……」


 ツーっと真上に上げて股の間に。


「この辺り……」


 小鳥遊さんの膣穴らしき場所を軽くパーンと手の甲を当てる。


「そして首の付け根、脳天」


 さらにパーンパーンとはたいていく。


「ここが床に対して垂直位置に来るように立つと……小鳥遊さん? 聞いていらっしゃるので?」


 顔を覗き込むと無表情になっていた。


「小鳥遊さん?」



 *****


「そうしたらこうなりました」

「シネゴルァ!!!!」


 半目で私達を一瞥して、河壱さんは用具室に入っていきました。

 と、すぐに木刀を


「河壱さん?」

「いやなに。少しばかり準備運動のためにな」

「河壱さん?」

「ひとまず、バーサク小鳥遊に加勢するべきだろうと判断した」

「いえあのせめて竹刀を……」

「くたばれぇぇぇえぇぇぇ」

「かかってこいヤァ!!!!!」



ちなみに男性なら、床、蟻の門渡り、首な付け根、脳天が一直線になるように立つと安定します(私の場合はですが)

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