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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第3章 五崩神と十帝編
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第89話 神は久し振りに学園へ赴く

久し振りに学園へ

風の遺跡攻略から数日後、俺は久し振りにゲールノーア学園に赴いていた。


と言うのも、出席免除は受けても、学園から呼び出しがあれば行かないといけないのだ。


俺が教室の扉を開けると、ルナは俺を見るなり、飛びついて来た。



「ゼロくぅぅぅん、久し振りだよぉぉ!会いたかったよぉぉぉ!」


「ルナ、久し振りだな」



ルナは人目も憚らず俺に抱きついた事に対して赤面しているが、その行為に対して俺が何の反応を示していない事に、クラスの皆は失笑しているようだった。



「所で、何で俺は呼ばれたんだ?」



俺の疑問には、同じく出席免除を受けているイーゼルが答えた。



「この時期になると、2年次にどういった進路を取るかの決定をしないといけない。まあ要は進路希望調査だね。ゼロはもう決まっているだろうけど、学園としてそこはしっかりとやらなくちゃいけないからね」


「あー成程。つまり俺達は進路希望の書類を書く為だけに呼ばれたと」


「そう言う事だね」



2年次の進路は2通りある。


1つは冒険者。


主に貴族が社会経験の為に1年間冒険者になると言う物だ。


もう1つは商人。


主に商家が卒業後に自身の家を継ぐ為に予め商業に慣れさせると言う物だ。


基本的に2年次は学園は介入しない。


自分達の力で生きていく事を目的としているからだ。


多くの人はこれに倣って、貴族は冒険者に商家は商人となるが、例外として商家が冒険者になる事もある。


ルナの場合はこれに当たるのだ。



「ルナは冒険者になるんだったよな」


「うんっ!ゼロくんと一緒に冒険者・・・えへへ」



ルナが体をくねくねさせていると、イーゼルが俺に尋ねてきた。



「さて、ゼロ。君の今のランクはどれくらいかな?」


(ゴールド)だ。ついこの前白金(プラチナ)へ推薦するとか言われたな」



俺のその発言に教室内は(ざわ)めく。



「マジか、この短期間で?」


「ヤバい、何か俺自信無くしそう」



クラスの皆の悲痛な叫びが聞こえるが、無視して俺は風の遺跡の話をした。



「で、この前風の遺跡を攻略したんだが、そr」


「「「えええ!?攻略した!?」」」



話が前に進まないな。



「・・・それでダンジョンマスターを倒したらこれが出てきたんだ」



俺は異空間収納(ストレージ)から例の手帳を取り出す。



「まさか未攻略の風の遺跡を攻略してくるとはね。それでこの手帳がどうしたの?」



イーゼルがそう言うと、俺は暗号のような物が書いてあったページを開く。


クラスの皆もそれを見ようと集まってくる。



「・・・確かに暗号っぽいね。でも全く意味が分からないね」


「やっぱイーゼルに聞いても意味ないかぁ」


「僕にそんな事を求められても」



皆が謎の文章に頭を抱えていると、五英傑の1人、カイザーが声を発した。



「この文章、どっかで見た事あるな」


「!?カイザー、本当か?」


「あ、あぁ。確か家でこんな感じの文章を見た気がするが」


「良くやったカイザー。よし、放課後カイザーの家に行くか」


「うん、その方が良さそうだね」


「あっ!私も行きたーい!」


「ルナ、抜け駆けはいけませんよ。ゼロ様の婚約者の1人である私も行きませんと。こう言う時こそ一緒に・・・ウフフ」


「何か1人ヤバいのがいるが、まあ構わない。放課後俺の家に案内しよう」



こうして、俺とイーゼル、ルナ、カーシャは共にカイザーの家へと向かう事になった。

因みにこの時点で暗号の内容は分からなくても本質は分かります。

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