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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第3章 五崩神と十帝編
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第88話 神と風の遺跡(戦風)

戦風(そよかぜ)です。イメージと真逆

俺達は暫く手帳を眺めていたが、結局この文章の意味は分からなかった。



「ゼロ様、どういった意味であろうか?」


「さあ?まるで意味が分からん。何かの暗号だろうが、はっきり言って何とも。この木火土金水は多分陰陽五行が関係しているとは思うが、それ以外がな。まぁ考えても分からんし、それにこれだけでは無いような気もする。読めたのはここだけだからな。だから保留だ。一応これは持っておこう」



俺はその手帳を異空間収納(ストレージ)に仕舞うと、ヴェレアスが俺に尋ねてきた。



「ゼロ様、これで終わりなのか?ダンジョンと言う割には浅い気がするが」


「ああ、ここは遺跡と言っても人工物じゃないからな。自然に出来たものは階層が浅いんだよ」



風の遺跡は全17階層だった。


確かに他のダンジョンに比べて浅いが、早く終わったのでそれはそれで良しとしよう。



「さてヴェレアス、帰るか」


「うむ」



こうして、俺達は風の遺跡を攻略し、ギルドからの依頼も無事に達成する事が出来た。


風の遺跡の入り口まで戻ると、案内してくれた受付嬢とユラムが出迎えていてくれた。



「おう、お前さん達!随分と早かったな!」


「それで、依頼の方は・・・」



受付嬢が不安そうに尋ねると、俺は異空間収納(ストレージ)から大量の金、プラチナ、ダイアモンドを取り出した。



「えぇ!?こ、こんなにも!?」


「最近取れて無かったせいか、思ったよりあってな。これで足りるか?」


「十分過ぎます!本当に有難うございました!」



受付嬢はぺこぺこと何度もお辞儀をしていた。


するとユラムが俺に声を掛けた。



「それでお前さん達、攻略の方はどうだったんだ?」


「ああ、攻略してきた」


「そうか、流石にお前さん達でも、って攻略してきたぁぁぁ!?」


「全部で17階層しか無かったからな。直ぐに終わったな」


「な、成程。17階層しか無かったとは言え、お前さん達の実力は本物のようだな。特にゼロと言ったかな?お前さんの力は計り知れない。お前さん、本当にただの子供か?」



図星。



「勿論、ただの子供じゃないさ」



俺がそう言うと、ユラムはニカッと笑って、小屋の中へと戻っていった。



「それではゼロさん、ヴェレアスさん。ギルドへ戻って、達成報告をしましょう!」



受付嬢に連れられ、俺達は依頼達成報告の為、ギルドへと戻っていった。


一方その頃、小屋に戻ったユラムは黒いフードを被った男と対峙していた。



「どうでしたか?彼は」


「ただ凄いの一言だ。あの年でこの力、将来有望だぞ」


「ええ、分かります。私も魔導祭の際に彼の戦闘を目の当たりにしましたから」


「アンタがそこまで称賛するって事は、あの計画に組み込むのか?」


「勿論です。彼の力は私の悲願を達成し得る逸材です。彼を使わない手は無いでしょう。これで漸く10人が集まりました。後は彼が白金(プラチナ)ランクになるのを待つだけです」


「10人だと!?そんなに集めたのか!?」


「ええ、大変でした。秘密裏に各国を周ってましたから。ですが漸くです!漸くこれに対抗出来る力が集まりました!」


「これって、まさか!"蜊∽コ梧弌蠎ァ縺ョ蝎ィ"か!?」


「はい、彼らの力でこれを叩き潰します!彼ら、十帝(じってい)が!」



そう言うと、黒いフードを被った男は森の奥へと消えていった。

因みに、蜊∽コ梧弌蠎ァ縺ョ蝎ィは、ただ濁していると言う表現を出したくて使ったもので、実際はちゃんと言っています。まあ文字化けを直せば読めるんですけど

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