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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第3章 五崩神と十帝編
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第86話 神と風の遺跡(神風前編)

風の遺跡最下層へ

「まずは我が、先手必勝!!」



ヴェレアスが男に接近し、風刃剣で斬りかかる。



「!?ぐっ、おお、何と強い!」



その男は風の層で覆われていた。


あれはさっきの竜巻よりも更に圧縮された風だ。


目算風速1km/s。


これは普通にヤバくないか?



「ぐ、ぐぐ・・・!?」



ヴェレアスの剣戟が押し返され、逆にヴェレアスは剣戟を喰らう。



「ガハッ!・・・」



男の風刃剣によりヴェレアスは後ろの岩壁まで吹き飛ばされた。



「大丈夫か、ヴェレアス!」


「く、この程度、我ならば・・・カハッ・・・」


「ヴェレアス任せろ、俺が相手する」


「ゼロ、様・・・奴、は・・・」



俺は銃剣ラグナロクを構え、男に向かって斬りかかる。


それと同時に後ろで攻撃魔法を展開する。



異次元十字斬(ディメンションクロス)



魔法と斬撃を組み合わせ、男に攻撃する。


しかし、魔法は全て男を纏う風により消失し、斬撃をも受け止められてしまった。



「あ?何だこの魔力?」



俺がこの男に違和感を抱いていると、俺の死角から男の剣戟が飛んでくる。



「うおっ!マジか、ってヤバ」



俺は間一髪で避けるも男はその隙に接近して来ていた。


そして圧縮された風が俺に当たるように突進してきた。


幾ら結界を張っているとは言え、風速1km/sだ。


その衝撃まで防ぐ事は出来ない。


俺はその風に吹き飛ばされ、岩壁に激突し、且つその壁は10m以上抉れた。



「いってぇ、やりやがったなアイツ」



俺は被った砂を払いながら立ち上がる。


無傷ではあるが、相当の衝撃を喰らったな。


神龍であるヴェレアスでさえ結界越しでここまでのダメージを受けている。


これは最早結界はマズイな。


結界を張るとその分衝撃が大きくなる。


硬い物に当たるより柔らかい物に当たる方が衝撃を逃がせるのだ。


俺は自身の結界を解除し、銃剣ラグナロクを構える。


俺は一瞬で間合いを詰め、男の首を落とそうとする。



「くっ、やはりこの程度の力じゃこの風の鎧は破れんか」



俺が銃剣ラグナロクを押し込もうとすると、男は死角から風刃剣を突き刺す。


俺は体を反りその刃を間髪で避ける。


その後も俺と男の剣戟は続いた。


しかし、その風の鎧を突破する事は出来なかった。



「くそ、結界を解除したからモロにこの風を受けるな・・・!?この力、まさか!」



俺が男の違和感の正体に気付いた時には、俺の周りに無数の風の刃が現れ、俺を切り裂こうとする。



「『封風輪舞(ふうふうりんぶ)』」



俺の背後で龍の姿となったヴェレアスが魔法を放つ。


俺の周りにあった風の刃はその魔法により消滅した。



「無事か、ゼロ様!」


「ヴェレアス、お前も気付いたか?」


「うむ、まさかこんな事があるとはな」



戦っている中、俺達は男の違和感、魔力の相違の正体に気付いた。


それは・・・











「「これは神力だ」」

神の力には神の力を。

風速1km/sはやり過ぎか?

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