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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第3章 五崩神と十帝編
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第82話 神は金ランクになる

冒険者になって4ヶ月ぐらい

ヴェレアスが冒険者になってから数ヶ月が経ち、俺達は魔物討伐や要人護衛等様々な依頼を遂行していたある日、冒険者ギルドにて。



「おめでとうございます!ゼロ様は(ゴールド)ランクに、ヴェレアス様は(ブロンズ)ランクに昇格です!」



受付嬢のエルカが声高々に俺達に告げる。


俺達はエルカに冒険者カードを渡すと、数分でカードは更新され、俺達の手元に戻った。


俺の冒険者カードは(ゴールド)ランクなので本物の金で出来ている。



「所で、(ゴールド)ランクに昇格した訳だが、何か昇格試験とか無いのか?」



こう言った物は昇格する為の試験とかがあると思っていたので、エルカにそう訊ねた。



「はい、ですが流石に白金(プラチナ)ランクからは昇格試験があります。白金(プラチナ)以上はギルドの顔ですからね。強さ以外の面でも精査しなければなりませんから。白金(プラチナ)ランクはここのような各国に1つだけある冒険者ギルド本部で昇格試験が行われます。金剛(ダイアモンド)ランクは前例がありませんが、中立都市にある冒険者ギルド中央本部で行われるという規定があるんですよ」



中立都市というのは、国の干渉を受けず、冒険者ギルド中央本部が運営する都市らしい。



「ふーん、そうなのか」


「そこでゼロ様、白金(プラチナ)ランクに昇格しませんか?」


「は?たった今、(ゴールド)ランクになったばかりだが」


(ゴールド)までは魔物の討伐数や依頼達成数で昇格の基準がありましたが、白金(プラチナ)ではギルドの推薦が認められています。ギルドが提示する依頼を熟す事によって推薦条件を満たす事が出来ます。白金(プラチナ)ランクになる為には通らなければならない道ですので、今受けるか後で受けるかは当人の自由です。本来は(ゴールド)ランク昇格後にある程度依頼を受けて貰ってから提示するのですが、ゼロ様の力であれば、いつやっても変わらないと思いますし、どうですか?」



エルカはいつになく饒舌に白金(プラチナ)ランク昇格試験について解説する。



「・・・メモ見てるのバレバレだぞ」


「はっ!いやぁバレてしまいましたか、流石ゼロ様です!実は本部長からの依頼で、ゼロ様を出来るだけ早くばかり白金(プラチナ)ランクに上げろとの命でして。理由は分かりませんが」


「本部長が?出来るだけ早く、か。俺を白金(プラチナ)ランクに早く上げたい理由・・・まぁ考えても分からんし、ランクを上げれるのはこちらとしても万々歳だからな。いいぞ、その推薦条件の依頼を受けようじゃないか」


「本当ですか!有難うございます!では早速、こちらが依頼内容となります」



エルカは懐から依頼用紙を取り出す。


懐からって俺が受けると確信していたな?


まぁいい、取り敢えず内容だな。



「鉱石採集、場所は・・・風の遺跡?」


「はい、実は冒険者カードに使用される鉱石が足りなくなってしまって、鉄、銅、銀は大丈夫なんですが、金、プラチナ、ダイアモンドの在庫が無いんですよ」


「まぁ高価だからな」


「はい、これらが採集出来るのが、風の遺跡です。ですが最近魔物が頻繁に発生しており、中々採集出来る状況では無くなってしまいました。それに加えて遺跡内は突然暴風が吹いたりして、冒険者が依頼を受けなくなったんです」


「暴風・・・だから風の遺跡か。まぁ安心しろ、俺達が採集してこよう」


「有難うございます!!ゼロ様が受けてくれて本当に嬉しいです!」



俺達は推薦条件の依頼を受け、風の遺跡へと向かった。


因みに俺とエルカが話している最中、ヴェレアスは立ったまま寝てたので叩き起こしておいた。

次回は風の遺跡へ!

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