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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第2章 衰国の冒険者編
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第71話 神は陞爵&昇格する

こういう時代背景の政治とか全然分からないので適当です。オリジナリティーあって良いよね()

「で、今度は何だ?」



俺はイーゼルに呼ばれて、また王城にやって来た。


これ以上政治介入をするつもりは無かったのだが。



「いや、神代の統治者から見て、今この国はどんな国家方針を採った方が良いのかという意見を聞きたくてね。昨日調べたけど、神代の統治能力って今の数倍上だったらしいからね、流石絶対神様」


「おちょくるな。あれは俺だから成し得た事だ。人間が真似しても上手くいかん。はぁ、あまり政治に介入するのは良くないが、意見程度なら出してやろう」


「有難う!それで国家方針なんだけど、内政と外交どっちを重視した方が良いかな?」



現在、グランツ王国はどこの国とも国交を結んでいない。


建国以降、鎖国体制を築いて来たのだ。


それ故に外交は皆無だ。


まずは内憂を収めてからの方が良い。



「外交はまだ早い。他の国と国交を結ぶなら半年後ぐらいだな。だが、国境封鎖は解いても良い。人の移動は多い方が良いからな。取り敢えず優先事項は内政だ。未だイーゼル治世に反対する貴族もいるだろう。まずは国内の基盤を磐石にしろ。外交はそれからだ」


「分かった。ゼロに相談して良かったよ」


「ああ、頑張れ」


「ああ、それと最近魔物の動きがおかしいとギルドから報告があってね。君は冒険者として対処なり、調査なりしてほしいんだ」


「分かった。何かあったらそうする」


「うん、頼んだよ」



後日、各卿相の任命式の序でに俺は男爵に陞爵した。


表向きの理由は、国王を補佐した功績って言っていたが、絶対違う理由あるだろと思った。


俺が男爵になった次の日、俺は久しぶりに冒険者ギルドへと赴いていた。



「ゼロ様、おめでとうございます!(シルバー)ランクに昇格です」



うん、何で?



「俺、(シルバー)に昇格するような事したっけ?」


「先日のハイオーク討伐の功績ですよ。覚えてないんですか?」


「ああ、あれか。あれで昇格するんだ」


「そうですよ、流石ゼロ様です!ところでゼロ様、これから依頼受けますか?」


「そうだな。何か良いのあるか?」


「実はゼロ様に受けて頂きたい依頼がございまして、これです」



そう言うと、エルカは(シルバー)の依頼を掲示板から持ってきて俺に渡す。



「ほう、リュケイア辺境伯の護衛依頼か」


「はい、(シルバー)ランクからは要人の護衛依頼も受ける事が可能になりますので。今3人同じ依頼を受理していますので、ゼロ様が依頼を受けてくだされば定員に達します。どうでしょうか?」


「そうだな、じゃあこの依頼を受けよう」


「有難うございます。場所は王城入り口前の高級宿屋、日時は明日朝7時ですので、お忘れのないようお願いします」


「ああ、分かった」



リュケイア辺境と言ったら、俺の実家がある所だな。


こっちに来る時は飛んできたから、陸路を使うのは初めてだな。


俺は渡された地図を見ながら、ルートを確認する。


空飛んでたから気付かなかったが、結構険しいな。


魔の森も隣接してるし、最近魔物も多いと聞く。


そりゃあ護衛頼む程だよ。


取り敢えず明日だから、今日はどうしようか。


適当に何か・・・ん?


外が騒がしいな。


俺が冒険者ギルドの外に出ると、冒険者ギルドの前に人集りが出来ていた。


何があるのかと人を押し退け、人集りの中心へ行くと、見た事がある人物がそこにいた。


誰だっけ?


そう言えば魔導祭の時に戦ったな。


確か名前は・・・ガルシア=エーゼンベルツだっけ?



「ん?お前は・・・ゼロ=グランディオか?チッス」


「あ、どうも。チッス、チッス。そう言うお前はガルシアだよな?何でこんな事になってんだ?」



ガルシアの周りは男女関係なく多くの冒険者に囲まれている。



「ああ、まぁ俺が白金(プラチナ)ランクだからだろうな。地獄の魔導士っていう二つ名は気に入ってるんだがな。ギルドに行く度にこのザマだ。俺としては鬱陶しいだけだ」


「そうか、お前も大変だな」


「つかお前冒険者やってんのか?早くね?」


「ああ、爵位貰ったから学園通う必要なくなったからさ。暇なんで」


「ああ、そう言えばそんな制度あったな。じゃあお前はもう平民じゃなくなった訳だ。いや、寧ろ俺が謙るべきか?」


「やめてくれ」


「くはは、冗談だ。まぁお前も気を付けろよ。お前俺より強えんだから、直ぐに俺と同じ状況になるぞ」



ガルシアが大衆の方に顔を向ける。



「ガルシア様と一緒に話している人誰だろう?」


「分かんない。でもさ、結構イケメンじゃない?」


「だよね!カッコイイよね!」



ガルシアは俺の顔を見て失笑する。



「まぁお前も頑張れよ。また今度戦おうぜ」



そう言うと、ガルシアは去っていった。


ギルドに来たんじゃねーのか。


俺はこの日、身分は隠しておくべきだなと思うのだった。

あ、勿論最後のはフラグですよ。ゼロが目立たない訳がないじゃん。

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