表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第2章 衰国の冒険者編
65/145

第62話 神は不穏を察する

第1章の残った伏線を回収出来るように頑張れ、俺

これはゼロがセイル達と模擬戦をしている間の出来事である。



「(・・・?何だ?念話(テレパシー)か?)」


『オ久シブリデス、絶対神様』


『不死神か、どうした?』


『少シ、妙ナ事ガアリマシテ。神域(サンクチュアリ)ハゴ存ジデスカ?』


神域(サンクチュアリ)?ああ、神の宿る場所か。ここだと教会だな』


『ソノ神域(サンクチュアリ)ガ不自然ナ広ガリ方ヲシテイテ、近々人ガ集マルヨウナ大規模ナ出来事ハアリマスカ?』


『・・・建国祭か。今は王都の外に居るから、その神域(サンクチュアリ)の変化に気付かなかったな』


『一体ドウナサイマショウカ?』


『恐らく何か起こるとすれば来週の建国祭だ。一応こちらも調べてみる。不死神は何か分かったら念話(テレパシー)してくれ』


『分カリマシタ』



神域(サンクチュアリ)、神代での概念では、ただ単に神の居る場所を表していた。


だが現代では神を祀る教会が神域(サンクチュアリ)となっている。


その神域(サンクチュアリ)が不自然な広がりをしている。


つまり、神域(サンクチュアリ)が教会以外の所で広がっているという事か?


神域(サンクチュアリ)を意図的に操作出来るのは教会の人間ぐらいか?


だが信仰(フェイス)の能力に神域(サンクチュアリ)を広げる事が出来るなんて聞いた事が無いぞ。


取り敢えず、全ては建国祭だ。


建国祭で何かが起こる。


暫く警戒しておく必要があるな。



「ハァ、ハァ、全然当たらない」



セイル達はその場に座り込んだ。


いつの間にか30分は経過していたようだな。


さて、一端冒険者活動を休止して、そっちの調査に専念するか。




建国祭前日


矢張り目立った動きは無かったか。


となると建国祭当日に動く可能性が高いな。


当日となると俺とルナとカーシャで回る予定だから無理に動けないな。


いや、寧ろ相手に悟られずに動く事は出来るのか。


はぁ、この時代だと分からない事が多いな。


しゃーなしでイーゼルに協力してもらうか。



「・・・という訳だ。何か心当たりあるか?イーゼル」


神域(サンクチュアリ)か。それが何を意味しているのかは分からないけど、確実に教会が絡んでいる事は確かだね」


「ああ、明日建国祭当日の王族の予定とか分かるか?」


「勿論把握している。何を知りたいんだ?」


「全体もそうだが、一番は国王だな」


「父上?まさか・・・!」


「ああ、暗殺するには最高のタイミングだろ?」


「確かに、タイミング的にはこれ以上の時は無い。だけど君が言った姉上側の貴族の失脚はまだ難しいよ?」


「問題ない。恐らく教会はイリス側に付いている筈だ。今回教会が何をするかは知らんが、やりようによっては両方潰せる」


「・・・分かった。全て君に任せるよ。父上は明日、国立闘技場で建国100周年演説を行う。狙うならそこだよ。くれぐれも目立たないように」


「分かっているさ」



まぁ教会の動きによってはどうなるかは分からんがな。


さて、この事をルナやカーシャに伝えるべきか。


俺と一緒に居る以上、知っておいた方が動きやすいが。


・・・そういえばルナは兎も角何故カーシャは俺との婚約を望んだんだ?


カーシャ=ベルナリンは伯爵家、彼女の独断で勝手に婚約者を決めるのは不自然だ。


まぁそう言う家柄かも知れないが、カーシャは俺が名誉爵になる前から俺を見ていた。


一体どういう事だ?


ベルナリン伯爵家・・・まだ婚約までには2年ある。


その時までに考えておこう。


いや、俺の誕生日8月だからもう直ぐ1年を切るのか。

謎が謎を呼ぶ

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ