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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第1章 ゲールノーア学園編
42/145

第40話 神は魔導祭で蹂躙する(姉弟)

魔導祭はこれを含めあと3話で終わる予定です。あくまで予定。予定は未定。

~イーゼルside~



「あら、私の相手は貴方なのね」


「・・・姉上」



イーゼルと第二王女であるイリスが相対する。


そして二人は同時に魔法陣を展開する。



「今回は・・・僕、いや私が勝つ!」


「威勢が良いのね。今まで一度も勝った事ないくせに。『大環地状(グレートヘンジ)』」



イーゼルの周りに石の柱が乱立する。



「くっ、『大地誕生(グラウンドバース)』」


「貴方の魔法は相変わらず小さいわね。『大環地状(グレートヘンジ)形態変化(フォルムチェンジ)』」



グレートヘンジがイリスの前に動き、イーゼルの魔法を受け止める。



「まだまだ!『大地の怒り(マザーヘイト)』!」


「無駄よ。貴方の大地(グラウンド)では私の大環地状(グレートヘンジ)は破られないわ」



またしても動くグレートヘンジによってイーゼルの魔法が受け止められる。


その時、ゼロが戦っている相手の一人、ユルグが放った硝酸爆弾(ニトログリセリン)の余波がここにも届く。



「あらあら、あちらも派手にやっているわねぇ。それではこちらもそろそろ派手に行きましょうか」



イリスは足下に石の柱を出現させ、その上に乗る。



「貴方に教えてあげましょう。私の足下にも及びません事を。『蒼陽緋月(グレートヘンジ)』」



乱立していた石の柱がイーゼルに向かって倒れ出す。



「な、何だコレ・・・?」



イーゼルは必至に石の柱から避ける。



「あら、そっちに避けたらもう一本に当たりますわよ?」


「っ!」



イーゼルはイリスの声を聴き、間一髪で石の柱を避ける。



「あら、避けちゃいましたか。ではこれはどうでしょう。『隆起沈降(ライジングシンク)』」



地面が隆起したり沈降したり、それに伴い石の柱も乱雑に傾く。


それはまるで地殻変動のような、混沌とした状況だった。



「ぐっ・・・クソッ!」


「これで終わりとは言いませんよね?ですが私ももう飽きました。だからこれで終わりにしてあげますわ!」



イリスは巨大な魔法陣を展開する。


それはゼロが準々決勝で使っていたのと同じ、大規模殲滅魔法(アサルト)だった。



「己の無力を思い知りなさい!『禁地滅邀(フォービドゥングラウンド)』!」



イリスの放った大規模殲滅魔法(アサルト)がイーゼルを襲う。



「は、ははっ、全く、ゼロは一体何者なんだ・・・まさか、"この状況を読んでいた"とは・・・」


「何を言っているのです?」


「姉上は最初から手の上で躍らされていたという事ですよ。さて、ゼロから教えてもらったこの魔法、上手く出来るか・・・でも、やるしかない!」



イーゼルは隆起沈降(ライジングシンク)を避ける時から仕掛け、そして今漸く完成した魔法を放つ。



「これが私の答えだ!『岩石圏(リソスフェア)』!!」



イーゼルの魔法がイリスに向かって放たれる。



「!?その程度の魔法、私には・・・」


「『岩流圏(アセノスフェア)』!!」


「な、何を・・・!?」


「これで・・・完成だ!『岩間圏(メソスフェア)』!!」



イーゼルが放った魔法、それは三層且つ三段階に変化する魔法だった。


たとえイリスが一層目を防いだとしても、二層、三層がイリスを襲う。


そしてたとえイリスが一段階に対応しても、二段階、三段階の魔法がイリスを襲う。


則ち、初見では対応不可能の魔法という事だ。


そしてこの魔法が禁地滅邀(フォービドゥングラウンド)を掻き消し、イリスに向かって放たれるのを見て、イーゼルは勝ちを確信した。

メソスフェアだけ共通の日本語が無かったので適当に作りました。もっといい日本語無いのかね。

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