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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第1章 ゲールノーア学園編
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第39話 神は魔導祭で蹂躙する(戦迅)

天の声 「|д゜)チラッ」


ソビエト・ロシア 「ヤア( *・ω・)ノ」


天の声 「\(゜ロ\)(/ロ゜)/」


ゼロ 「前書きで遊ぶな」


作者 「サーセン」

魔導祭準決勝結果


1A 勝 vs. 2A 敗


3A 勝 vs. 3B 敗



魔導祭決勝


1A vs. 3A



「これより、魔導祭決勝戦を始めるッ!先ずは東手、1年Aクラス、ゼロ=グランディオ、イーゼル=グランツ殿下ッ!」



俺達は舞台に上がる。


アルフレッドは準決勝での負傷により棄権した。


なのでこの決勝は俺とイーゼルのみで闘う。


イーゼル曰く、1年が決勝に行ったのは史上初らしい。



「次いで西手、3年Aクラス、、カイル=シュテーゲン、ユルグ=アース、イリス=グランツ殿下ッ!」



決勝の相手が舞台に上がる。


剣聖(ソーディアン)のカイル=シュテーゲン、自然(ネイチャー)のユルグ=アース、そしてイーゼルの姉である大地(グラウンド)のイリス=グランツ。


三人はこの国の中でもトップクラスの実力を誇っており、隙がなく攻めにくい相手だ。


と、イーゼルが言っていた。


俺からしたら隙がない方が単純で良いんだけどな。



「ゼロ、姉の相手は僕がやる。だから君は残りの二人を相手してくれ」


「それは良いがイーゼル、お前勝てるのか?」


「正直微妙だ。だけどアルフが身を挺して僕を守ってくれたお蔭で当初の作戦は活きている」


「それもそうだな。じゃあ俺はイーゼルが決着させる前に終わらせよう」


「いくらゼロとはいえ油断するなよ。あの二人は相当強いぞ」


「心配するな。俺が負ける時は戦略的敗北の時だけだ」



イーゼルが俺の心配をするって事は、俺の実力でも勝てるかどうか分からないと考えているって事だよな。


まぁ今まで俺は力を抑えてやっていたからそう見えるのも当然だが。



「両者準備は良いな?それでは始めッ!」



試合開始の笛と共にイーゼルはイリスと、俺はカイルとユルグと相対した。



~ゼロside~



「へぇ、君が噂の平民君だね?ここまでの試合を観てきたけど、その実力じゃ僕達には到底及ばないよ?」



ユルグが俺に向かってそう言ってくる。


ユルグ=アース。


環境神フローラ=アースの子孫で自然(ネイチャー)の能力を持つ。


自然(ネイチャー)はあらゆる自然現象を操る事が出来る能力。


だが、その力は神代の知識があってこそ発揮される。


無知のまま、ただ感覚で操るだけでは脅威ではない。



「ここまでの試合でそう判断したなら、お前達に勝ち目はない」


「なんだこのガキ、それが先輩様に向かって言う態度か?」



今度はカイルが俺に向かってそう言ってくる。


カイルの能力は剣聖(ソーディアン)


本来は剣術に特化した能力だが、魔導祭では魔法のみしか使用できない。


しかし、魔法で剣を生み出す事は可能だ。


恐らく奴はそれを使ってくるだろう。



「カイル、そういうのは終わった後でやってくれないかな?」


「チッ、それじゃあさっさと終わらせますか」



カイルは魔法で剣を生み出す。


それにしてもやはり気付いていないな。


大体この会話の間に魔法の一つや二つ配置される事ぐらい考えろよ。


まぁ今回俺が使ったのは消失魔法(ロストマジック)の時限魔法だからな。


そんな事考える余地もないわな。



「先手必勝!『斬刹の剣(ざんせつのつるぎ)』!!」



カイルは剣を何回も横に薙ぎ払い、俺に向かって斬撃を飛ばしてくる。


しかし、その斬撃は思ったよりリーチが長い。


その分避けやすいって事だ。


俺は次々くる斬撃を避ける。



「はっ、やるじゃねぇか。だがお前の相手は俺だけじゃねえ」


「そういう事、僕を忘れてもらっちゃ駄目だよ。『硝酸爆弾(ニトログリセリン)』」



・・・硝酸爆弾(ニトログリセリン)だと!?


流石にそれは予想外だ。


まさか現代にニトログリセリンの技術が・・・


いや、良く見たら構造無視して適当に作ってるわ。


まぁ適当でも作れるぐらい自然(ネイチャー)の能力の汎用性が高いという事だ。


自然(ネイチャー)はこの世におけるあらゆる自然現象を操る事が出来る。


その一つが空気だ。


空気には78%の窒素と21%の酸素が含まれている。


それを使えばニトログリセリンが出来る・・・っておい!


どれだけ空気中の窒素使ってんだ!?


そんなに使ったらヤバ・・・



ズドーン!!!!



圧縮されたニトログリセリンが低速爆轟する。



「ひぇぇ、相変わらずユルグの能力は凄まじいな」


「まぁ僕も原理は分かってないんだけどね。それでもアレの直撃を受けて立っていられるとは思え・・・」


「いやぁ、まさか硝酸爆弾(ニトログリセリン)を使ってくるとは思わなかったよ」


「な、な、な、何故・・・無傷で・・・」



俺は無傷でその場に立っていた。


ニトログリセリン程度でよくもまぁ俺をやれると思ったものだな。


そもそも俺は体の表面に常時結界を張ってある。


その程度の爆発、俺には効かない。



「くっ、くそ!」



カイルが剣を構え、俺との間合いを詰めてくる。



「喰らえっ!『屠斬(スローター)』・・・」


「『魔法消失(マジカルバニッシュ)』」



俺が魔法を発動すると、カイルの持っていた剣が消失する。



「なっ!?」


「終わりだ。『死闇波(デスダークバースト)』」



俺は至近距離でカイルに魔法を放つ。


これで一人・・・



「させないよ。『自然息吹(フローラルブレス)』」



くっ、回復魔法か。


しかも絶妙なタイミングで回復したせいで、こっちのダメージがほぼ無効化されやがった。


これは普通にやったら一筋縄では行かないな。

現実ではニトログリセリンはそんな簡単に出来ません。魔法+能力があってこその芸当です。

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