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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
第1章 ゲールノーア学園編
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第19話 神は質問される

今回は前回の続きでブラント視点からスタートです。

「危なかったぁ」



結局あの後色々考えて寝るのが遅くなって、学校に遅刻しかけた。


10時開始なのに。


そのせいで朝に聞こうと思っていた事が聞けなくなった。


まぁ一時間目終わったら聞けばいいか。


それにしても一時間目は何をやるんだろう?



中略



魔導祭の代表決めかぁ。


ぶっちゃけ僕には関係ないから誰でも良いんだよね。


でも誰に入れようかな?



投票が終わり僕は結果を見た。


なんとあのゼロ=グランディオに9票も入っていた。


僕は青ざめた。


何故ならゼロ=グランディオに入れた一人は僕だからだ。


落選した五英傑の三人が喚いている。



「君達も知っているだろう?そもそも魔法に不正はあり得ない。そんな事をしても魔力の流れで簡単に分かる事だろう?まぁこの結果には僕も驚いたけど。でも、流石に我々貴族が平民に投票するとは考えにくい。とすると投票したのは君達商家って事になるよね?」



僕は視線を向けられ、思わず震えてしまった。


あぁこれは終わったかな・・・



「別に誰に投票したって自由でしょ?態々公平になるようにしたんだから睨まれる筋合いは無いよ!」


「そうだね。そもそも君達はゼロに勝負して勝てるの?僕は絶対に勝てないね。だから選んだ。身分の高い者が為政者になるように、強者が代表になるのは至極当然な事。君達がやってきた事じゃないか?」



おお、良く言った!


確かあの二人はゼロ=グランディオと良く一緒にいる人達だな。


とりあえず今回は事なきを得そうだな。


はぁ、心臓に悪い。



30分程度で代表決めが終わり、残り30分は自習となった。


自習の場合、席を立たなければ何をしても構わない。


僕はゼロ=グランディオと席が離れているので、今は聞きに行けない。


今のうちに聞く事を纏めておこう。



ゼロ視点に戻って



一時間目が終わり、次の授業の準備をしていたら、ある生徒が話しかけてきた。



「えっと、ゼロ・・・くんだね?ちょっと聞きたい事があるんだけど良いかな?僕はブラント=ヘス」


「俺はゼロ=グランディオだ。それで聞きたい事って何だ?」


「僕、修理屋の息子でね。修繕(リペア)の能力を持っている。君が昨日壊れたと言ったMPSを修理するのは僕の家なんだ。だけど君が出したMPSは壊れていなかった。これはどういう事?」


「・・・まぁ第一MPSが壊れるなんて事はないけどね」


「え?それはどういう・・・」


「それに階層が24と表示されたMPSを普通に渡してみろ。誰が信じるかそんな事。まぁ壊れた事にしておけば納得するかなと・・・」


「じゃあやっぱり君は24階層まで行ったんだね?」


「床をぶち抜いてだけどな。嘘ついて悪かったな」


「いや別にいいよ。納得した」


「そうか」



・・・まさかそれに気付くとは思わなかったな。


まぁその場に居れば違和感には気付くか。


彼は彼で納得したみたいだし別にいいか。



ブラントは納得した顔で席に戻っていった。


しかし、彼は忘れていた。


何故24階層まで行けたかという事を。



因みに今日の二時間目は数理魔法学。


魔法を使うにはある程度数学要素が必要である。


魔法陣方程式とかグラシアス魔法世界論とか。


俺は聞くフリして寝てたんで内容は割愛。


どれも既知事項だからな。


筆記試験の時の微積の問題を作った人が先生だったが、先生曰く趣味だそうだ。


趣味で入試に出すなよ。


まぁその先生が数神の子孫だったという事を知って二重で驚いたが。



数神グラシアス=スァルツィフ


量子(クァンタム)の能力を持った上級神族。


子孫にはこの能力は受け継がれていなかったらしいが、数学バカである事は受け継がれてた。


割と鬱陶しい。


確かに魔法発動には重要だが、いらん事まで話してくる奴だったな。


知ってる事を自慢げに語られるのはちょっと。


今も昔もそれは変わらないようだな(失笑)



授業が終わった時の五英傑の反応


「「「「「もう知っている」」」」」

微積を出したのは俺が高校時代理数科だったからです。(なお文系)

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