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神魔変転 ~転生した絶対神はその力で全てを超える~  作者: Absolute ≪ZERO≫/夢神零
プロローグ
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第0話 神は転生する

はるか昔、未曾有の大災害、すなわち隕石の落下、及びそれに伴う地殻変動等が相次いで発生した。


我々神族はこれを寸前で予知し事前に被害を抑える事が出来た。


しかし人間族にまで手が回らず、人間族は全滅してしまった。


この世界は非常に不安定である。魔族と人間族で均衡が保たれ、我々神族が仲裁する。


これが崩壊してしまったのだ。


神といえど魔族との大戦で個体数は減少してしまった。


魔族も同様に数を減らしたが、神族と違い出生率は高く、それが全盛期まで数が戻ってしまえば、世界は魔族が支配する地獄のようになってしまう。


それだけは絶対に避けなければならない・・・



「これで・・・完成だな」



俺は転生魔法を展開する。


設定では2000年後に飛ぶはずだ。


そもそも何で転生する事になったのか。


先日の大災害で人間族は絶滅した。


均衡の崩壊を防ぐために俺が5人の人間を生み出した。


さしづめ神の子といったところだろう。


俺は5人の人間にそれぞれ『能力』を与えた。


それはこの先人間が生き残る為に魔族に対抗する力が必要だからだ。


能力は遺伝する。


それは少なからず変化はあるが、大抵は受け継がれるだろう。


こうして人間族が力を戻せば、人間族と魔族との均衡はおそらく2000年で回復する。


うん、回復すればいいのだが。


別に転生しなくても良かったのだが、俺にも事情がある。


俺がここにいてはいけない理由があるのだ。


ゆえに俺は2000年後に転生しようと思ったのだ。


ちなみにその5人に分けた能力はそれぞれ、『火炎(フレイム)』『大海(オーシャン)』『暴風(テンペスト)』『万雷(サンダー)』『大地(グラウンド)』の5つだ。



「さて、そろそろ始めるか」


輪廻転生リーインカーネーション



俺は魔法を起動させる。


体が消えていく。


転生とはこういうものなのか。


不思議な感覚だな。


俺は意識を失った。


そして2000年後、俺は目覚める。

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