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25.黄泉わたり(14)

 身を投げれば、すべてがリセットされると、本気で思っていたわけじゃない。


 全てを忘れられると、本気で思っていたわけではない。


 全てをやり直せると、本気で考えていたわけではない。



 ……けれども、わたしは、かたくなに、縋った。



 **



 冷たい、岩山で、わたしは、蹲っていた。


 白いものがちらちらと、わたしの肩に降り積もる。



 雪は、冷たく凍えた身体に柔らかく降り積もる。


 既にわたしの身体に感覚はなく、雪山で、わたしは、意識を手放そうとしていた。



 寸前、意識を手放そうとしたとき、わたしの意識の手を引いたのは、かつての子供の頃の、




 ……




 

**

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