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(2)

日本の一般的中流家庭の次男に生まれ、


家に近いから・・・という理由で選んだ、中堅高校の普通科に通い


これといって、運動も学力も美的センスもなく、無遅刻がとりえ?な模範的学生で


彼女は、いないけど・・・・・まあ、友達にも恵まれて


強い部活ではないけど、まあ、人並みに青春を謳歌している


ごく【平凡な高校生】な俺。


だから、その日も変わらず【平凡】に過ぎていくのだと確信していた。


まさが、この日を境に、自分の人生がこんなにも波乱万丈で、【特別】なものになるなんて・・・神さまだって、計算外だった・・・はず???


*******************************************************************************


「はぁ?神社のアルバイト代行??」


と、俺は、部活友達の【比呂美】からの依頼を鸚鵡返しした。


「そうそう。実は、うちの神社急にバイトの子やめちゃって。今、稼ぎ時だし、一ヶ月だけでいいから代行で入ってくれない??」


「?神社の巫女のアルバイトだろ???何で、おれ???」


「コスプレ趣味なんでしょ?(笑)」


カチン


「おまえ・・・(怒)あれは、妹の制服の調整に無理あり、着せられて・・・」


妹と同じ体系であったため、母親に制服の採寸のため、無理やり着せられているところに、運悪く比呂美が訪ねてきて、その姿を見られて以来、ネタとしていじられるはめになったのだった。


「ふふふ。まあ、人には言えない秘密があるほうが怪しい魅力がでていいのよ☆」


「そんな悪趣味な魅力なんていらん!!」


「アルバイトのお礼に、ルーズソックスあげるから〜」


「そんなの、いらんし、やらん!!!」


「何が、不服なの??あっ、わかった!!紺ソックスのほうがよかった??マニアね。」


「違うって!!!そんなの押し付けられるぐらいならやらないってことだって!!!」


「んじゃ、【なし】なら、やるのね!!!」


「え?」


「んじゃ、よろしく☆」


「ええっ!!!!まだ、やるとは言ってないぞ!!」


「あ、ここだけの話、私、あそこで巫女バイト始めてから、【当り】よくなったんだよね。損変から、大会入賞し始めたし、ご利益かな〜って思ってだんだけどな・・・・」


と、流し目でこちらを見てくる。自他共に認める弓道馬鹿な俺に、こんなにんじんを目の前にたらされたら、かじらすには折れないのは、目に見えていた。


「まあ、友人のたっての頼みを断るのはしのびないしな〜」


「ってことは、やってくれるんだね。さすが★んじゃ、また、詳しくは、メールで!!神主さんに巫女衣装用意しもらっとくから♪」


「・・・ええ@@@@@@!!!!」


スキップで去り行く比呂美に、明は、呆然と立ち尽くしていた。


キーコーンカーンコーン


無常にも、授業の予鈴がなりひびく・・・


(は、はめられた〜〜〜〜〜!!!!)


明の後悔むなしく、比呂美の作戦は、まんまと計画通り遂行されたのであった。


(あいつ、絶対、俺の巫女コスプレを言いぷらしたかっただけだ、きっと)


しかし、比呂美のあの言葉には、説得力があった。

なんせ、比呂美は、うちの部で唯一全国大会常連。

大開に出れば、いつも入賞の実力派弓道選手なのだ。

はじめた時期は、明と同じだったのにめきめきと頭角を現した比呂美を明はうらやましく思っていた。どちらかといえば努力派なのだが、努力とは、実らないものも多い事に最近悩まされていたのだ。


(もしかして、ほんとうに・・・)


明は、少し、期待を持って、比呂美からのメールを待った。

主人公:あきら(17才・男)

身長:163cm 小柄細身

小柄で素直はかわいいさから男女とわずかわいがられているおいしいポジション。本人は、弓道馬鹿を自称しているが、空回り中。そんなところが、また、かわいいと高感度をあげている。


友人:比呂美ひろみ(17才・女)

明と同じ弓道部に所属。

部内一の名手。全国大会常連の実力派。

ちゃっかり者。しかも、勘がいいらしく、明のおいしい場面によく出くわす。

神社で巫女バイトをやっている。

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