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進化異変3面
「霊王が来たぞ?どうする?」
「私が様子を見てみましょう。」
「しかし、朱雀お喋りにはまいりますな。」
「全くですな、はっはっはっはっは」
チルノの攻撃を、俺は軽くいなしていく。
時折吹き荒れるブリザードも、強化すればたちまちただのそよ風になる。
アテナ様から授かったアイギスの盾を使えば、噛まれようが殴られようが関係ない。
「ふあ…あ……眠い。早く終わらせるぞ?聖陽〈セイントプロミネンス〉」
「アリガ…トウ」
「師匠!チルノちゃんは⁉」
「しばらくしたら、復活するから、な?」
「はい……」
悟恋の奴、しょんぼりしやがって……
まだ、仕事は残ってる。今回の異変の元凶はチルノじゃない。むしろ、チルノは被害者だ。
朱雀が言ってた三妖、おそらくあいつらだが、関与している可能性が高い。
天狗族長・天魔
河童族長・ネネコ
鬼族長・なまはげ
の三体だ。
「勝負を挑む!我こそは、河童長・ネネコなり。正々堂々、勝負だ!」
やっぱ出たよ。