表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
東方人衛伝2~万象を網羅する者~  作者: 甘味処アリス
進化異変の章〜サトリと氷妖精の願い〜
4/30

異変始動

〜現代にて〜

「へぇ……その後、悟恋って子はどうしたの?」

「あれ、悟恋ちゃんの話をしてるんですか?」

「おお霊悟、霊妹、帰ってきたか。話に入れ。」

「父さん達がそう言うなら。」

「で、今、悟恋ってどこにいるんだっけ?」

「紅魔館です。」

「紅魔館か。紅魔館といえば……あった、このページだな。悟恋が解決した異変の時の日記。」

*****

6月17日、今日も雨。

今日は、悟恋が俺の元に預けられて、15年目の日だ。



「師匠〜手紙みたいです。」

「そうか、ありがとな。霊姫。」

霊姫の年も、もうすぐ25。

四捨五入すれば30歳だ。

それはともかく、今日はサトリに呼ばれている。

待ち合わせは守矢神社。



守矢神社に着いた。霊姫と早苗の方の子孫が、喧嘩してる。

「やめろ、同じ先祖を持つってのに。あれ?あいつどこにいるかなぁ?」

「ここです。」


声のした方向を振り返ると、そこにはあまり容姿の変わっていない古明地サトリが、いつもと寸分変わらない様子で立っていた。


「それで?話ってなんだ?」

「え?気づいていないんですか?」

「何が?」

「異変です。」

「異変って、いつ起きてるんだ?」

「今、起きてる真っ最中じゃないですか。どうやら、能力の威力を増幅させる異変のようです。」

「俺は絶対わからないな。」

「そういえば、そうでしょうね。私は皮肉にも、この能力の威力の増幅によって、広範囲の全てを見る程度の能力に一時的に進化しているんです。」

「なるほど、でも、それっていいことなんじゃないのか?」

「いえ、人里のとある妖精が能力によって辛い思いをしています。妖精の名はチルノです。今回の依頼内容は、能力の増幅する異変、進化異変の解決です。」

「わかった。悟恋、霊姫、行くぞ?」

「「はい!」」


今回は悟恋の初任務だな。彼女の能力は、自分を除く、生物以外を変化、変質、変形させる程度の能力だ。あいつのことだ、きっとうまくいくだろう。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ