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黒く染まれば......
体がメキメキと、嫌な音をたてる。
これはヤバイな。急いで蓬莱の玉薬を服用する。
その瞬間、目が赤く光り、髪が白くなる。
「なるほど、こりゃすげえ。」
俺は全身に炎を灯し、スペルを宣言する。
「獄炎<~阿修羅~>」
俺は炎の夢想霊砲を俺の偽者に放つ。
が、容易くかわされてしまう。
次に、炎を纏った神具のクナイ、神炎クナイを投げつける。
霊弾は当たるが、クナイ自体は当たらない。
偽者が見事なフットワークでかかとおろしをしてくる。
俺はそれを両腕で防ぎ、その足を軸におもいっきり回転して蹴る。
遠くに飛ばされた偽者にスペルで追撃する。
「追符<影狼騙し>」
俺はジグザグに移動し、いくつか分身を作って偽者の背後に回り、蹴りあげる。
偽者が来るより速く移動し、地面に殴りつける。
その直後、偽者が俺の肩に噛みつく。
鋭く、重い痛みが肩に走る。
気がつけば、肩がごっそり奪われていた。
腕を掴みながら投げられ、皮膚がブチりと切れ、腕と体が離れる。
蓬莱の薬の効果で直ぐに再生するが、俺はさすがに脅威を感じずにはいられなかった。
流石、絶望の感情が爆発した俺か。




