博麗神社にて。
「全員揃ったか?」
「ええ、揃ったわ。何をするの?」
俺と、紅魔館の主である吸血鬼の少女との会話。一見普通の会話だが、ここからおかしくなっていく。
「状況の説明だ。」
「わかったわ。初めて頂戴。咲夜、メモを。」
「了解しました。いつでもいけます。」
「じゃあ、頼むわ。」
「ああ。まず、人間と山、地底とその付近の妖怪が戦争を始めた。
妖怪達は紅魔館、魔法の森、北の里の三カ所を封鎖、そのうち紅魔館、魔法の森の二カ所を人間軍が開放、北の里もじきに開放される。
援軍は北の里が開放されたら来るだろう。それ以外の妖怪の動向は不明だ。
また、妖怪のうちいくつかはこの間の異変の様に能力が強化されていたり、
意識無く戦っている状態だ。」
「霊斗さん!朗報と凶報だ!」
「どうした?飛脚」
「まず朗報から。迷いの竹林、冥界、人里が人間軍の傘下に下りました!
凶報ですが天界が妖怪軍に付き、ほとんどの龍が、妖怪軍になりました!
命蓮寺、守矢神社は迷っている様子、中立の場合もあるとのことです!」
「わかった、ありがとう。傘下になる場合は博麗神社に来るように伝え、終わったら情報収集を続けてくれ。」
「はい!」
「さて、霊悟とレミリア!指揮を頼む。」
「はい!父さん!」
「ちょっと、どこ行くの⁉︎」
「俺か?…………天界、滅ぼしてくる。」
「やめなさい!何言って……」
「父さんの邪魔は、許しませんよ?」
レミリアが文句を言おうとするが、霊悟と霊妹が刃を突きつける。
咲夜は霊姫が、美鈴は悟恋が抑える。
「……ハハッ、ありがとな、お前ら。でも、仲間割れしてる暇はない。
確かに俺も身勝手だが、これだけは変えるつもりは無い。」
「そうだったわね、霊夢のお墓があったんだったわね。」
「ああ。」
「じゃあ、必ず守りきりなさい。」
「もちろんだ。」
こうして、俺は天界に向かったのだった。




