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東方人衛伝2~万象を網羅する者~  作者: 甘味処アリス
第二次人妖戦争〜幻想郷をかけた合戦〜
12/30

紅魔館の戦闘

〜その頃、紅魔館のメイド長、咲夜視点〜


「負けませんよ!」

「あんた、なかなかやるね!この私にここまで張り合うとは……こんな逸材、博麗の巫女や霊王以来だね。こりゃあ、遊んでる場合じゃないかもしれないね!」

「私は霊斗さんや紅魔館の皆さんから、たくさんのことを学び、救われてきました。恩返しを少しでもするため、強すぎる貴方をここを通すわけにはいかないのです!〈願い龍のオーラ〉!」

美鈴は紅魔館の門にて、鬼の四天王の1人『星熊勇儀』と戦っている。

怪力を操る勇儀と張り合えるとは、美鈴も成長しているのだな、ということを紅魔館の庭にて、嫉妬の妖怪『パルスィ』と戦っているが、常々思う。

勇儀はパルスィとは段違いの実力を持つ、強敵だ。おそらく、その力は妹様に匹敵する。普段は酒をこぼさずに戦うという、遊びをしているらしいが先ほど盃を勇儀は捨てた。

それが何を意味するか?簡単だ。

勇儀にも余裕がなくなってきたということだ。

地霊殿の古明地姉妹はお嬢様と妹様が戦っている。

霊烏路空と火焔猫燐はパチュリー様と小悪魔が必死に食い止めている。

私だって、こんな相手早く倒して、皆の援護に向かいたい。なのに、なのに!

なんでこんな奴、早く倒せないの?

悔しい。

強い皆が羨ましい、妬ましい。

「貴方、今妬ましいって思ったわね?」

「え⁉︎か、体が!」

「咲夜さん⁉︎」

私の異様さに気づいて、美鈴がこちらを振り向く。

「隙を見せたね。」

「グフっ」

その瞬間、美鈴は勇儀に腹を蹴られ、勇儀が軽く跳躍し、もう片方の足で頭を蹴る。

美鈴は門に蹴り飛ばされ、門がガシャンと大きな音をたてる。

「あんたみたいな強い奴が死ぬのは惜しいけど、ゲームオーバーだよ。」

「まだ……終わってません。スペル!限界突破〈オーバードライブ〉!」

「ほう……いいね、すごくいい!それでこそやりがいがあるってもんだよ!」

美鈴はおそらく頭部と背骨の複雑骨折、内臓破裂など、動くのも辛い状態だろう。

能力で気を体力の代わりに使っているだけだ。

それでも、時間は30分ともたないだろう。

そんな中でなぜああやって頑張れるのだろう。

私がこんなんじゃ駄目だ。動け、体!

「勇儀、やりすぎじゃないかしら?まあ、いいわ。十六夜咲夜、貴方もバッドエンドよ。」

「それはどうかな?」

謎の声が聞こえた時、勇儀とパルスィが同時に閃光に斬られたように見えた。

「父さんの命令で助けに来ました、龍神の霊悟と霊妹です。」

「中で、お嬢様達が!」

「大丈夫ですよ、わかってます。最強の魔法使いが助っ人に行きました。咲夜さんと美鈴さんは博麗神社に向かって下さい。僕らは、中に入ります。」

「わかったわ。よろしくお願い。美鈴、歩ける?」

「あ、はい。なんとか回復しました。」

「そう、ならいくわよ。」

「はい、わかりました。」


〜紅魔館屋敷、霊悟、霊妹視点〜


「魔理沙さーん、どこですかー?」

「竜王符〈グランドラゴンスパーク〉」

魔理沙さんの声が聞こえたすぐ後、地霊殿の古明地姉妹が謁見の間?から竜に吹き飛ばされてました。

「久しぶりに戦ったが、あんまり強くなかったな。いや、違うか。私が強くなったんだな。しっかし龍魔法強いな。私にぴったりだ。」

「大丈夫そうですね。行きましょうか。」

「ええ。」



「ここですね。パチュリーさん!代わります!」

「おや?誰かと思ったら、お姉さんにお兄さん。本気にならなきゃやばいかな?」

お空さんとお燐さんにパチュリーさんが抵抗するも、なんだか弄ばれてますね。

「お空!」

「ハイよ!「生命融合」」

お空さんとお燐さんがそう叫ぶと、2人が融合して1人になりました。

見た目はもちろん違うのですが、僕達が龍神になる時とそっくりです。

「完全能力再現〈八咫烏オーバードライブ〉」

「霊妹、僕らも!」

「はい!「変身〈龍神〉」」

「スペル!陽符〈小太陽生成→超エネルギー放出〉」

「スペル!龍符〈夢想龍爆撃〉」

太陽の力と龍の力がぶつかり、大爆発が起きます。

「逃げるぜ!龍速飛翔」

「はい!」

魔理沙さんがギリギリで助けてくれました。

全員を超強度結界で守ってますから、多分なんとか無事です。多分。

博麗神社に戻ると、そこには紅魔館メンバーの方達と、魔法の森の方がそこにいました。

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