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約束の始まりの日

作者: 星ノ宮 紫希

「どうしよう」と戸惑っていたあの日

期待や不安が入り混じったまま

胸に手を当て

ゆっくり深呼吸をして扉を開けた

今までとは違う世界


それがいつの日からか

1秒、1時間、1日――

時が経つにつれて

こんなに“楽しい”と思えるようになったんだ


「喜」「怒」「哀」「楽」が全部日々に詰まっていて

無駄だった時間なんて1つもない

けれど

別れがやってくることも

いつの間にか感じてた

みんな一緒の道で、なんてことはありえないから


それでも一度は思ったことあるんだよ

「あぁ、みんなと離れたくないな」って

でもそれは、みんなのことが“大好き”だって証拠だから



“出会い”は“別れ”の始まりかもしれない


でも、“別れ”は“再会”の始まりだよね



じゃあ“またな”  じゃあ“またね”


みんなと手を振り合った後

空を見上げて思ったよ

何日、何年、何十年――

季節が巡ってしまおうとも



そう、いつの日か


“久しぶりだな”


“元気だった?”


“話したいことたくさんあるんだ”


“ちょっと聞いて聞いて”



と、次に再会するその日まで、どうか――



みんなが幸せでありますように



読んでいただきありがとうございました!

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― 新着の感想 ―
[良い点] こんばんは!夏生です。 御作拝読いたしました。 さよならは別れの言葉じゃなくて、再び会うための 遠い約束、という来生たかおの「夢の途中」という歌を思いだしました。 再び会いたい、と思…
[良い点] 丁寧に、丁寧に言葉を選んで、たくさん修正して、創られた文章に思えた。 [気になる点] なし。 [一言]  紫苑さんの今の心情かな?  そんなことを少し思ってしまいました(♥´∀` ♥) …
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