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雪降る街で、きみと。

作者: 綾里 美琴

ぽつりぽつりと、真っ白な塊が空から落ちる。立ち尽くす男の肩にも降り積もっていくが、男はそれを気にかけるでもなく、誰かに向かって語りかけ始めた。


「君さあ、知らないでしょ。僕はもう二度とこの地に戻ってくるつもりはなかったんだよ。それがどうなの、結局また来てるじゃない。自分のせいじゃないって? よく言うよ、君以外のどこに原因があるのさ。あーあ、人生ってどうなるか分からないものだね」


相手からの返事はない。しかし男は尚も皮肉げに続けた。


「ああそれとも、何でここに来るのって逆に怒る? そうだね、ここに君がいる気がしたから……とか君の気持ちを汲んで、とか芝居染みた台詞を言ってみようか。ん、僕らしくない? そうだね、僕もそう思うよ」


これからする事も僕らしくないけど、と呟きながら、右手に持っていた花束を放り投げる。ああようやく楽になった、と男は笑った。


「それなりに恥ずかしかったんだよ、これ持って歩くの。結構いい値段もしたしね」


一つ一つが小さく、控えめで可愛らしい印象を抱かせる花ばかりだが、真っ白な雪の上ではとても目立つ。一本だけ紛れた深紅の薔薇にいたっては、まるで血のようだ。


「君さ、知ってる? 僕、お礼言われたんだよ。真っ赤に泣き腫らした瞳で、必死に拳を握り締めながら、僕に何度も頭下げるの。ありがとう、って、辛い役目を背負わせてごめんなさい、ってさ。ま、ちょっとくらいの罵倒はこの際目を瞑っておこう。僕は優しいからね。そもそも、お礼言う方がおかしいんだよ。僕は僕の好きなように動いただけだし」


そうして喋る間にも花は色を変えていき、男はしゃがみこむと指でそっと花についていた雪をはらう。慈愛に満ちた、優しい行為だった。


「でさあ、あのむかつく手紙何? ここに置いていくからね。ひどい? 僕が物に執着しないの知っててこんなもの残す君が悪い」


コートのポケットから封の切られた真っ白な封筒を取り出し、花束をどかすとその下に置く。じわりと染みていくのが分かったが、男は気にしなかった。


「ついでだから、これもあげるよ。大事にしなよね」


左手に持っていた紙袋から一枚の紙を取り出し、花束と封筒の横に置く。笑顔の女性が描かれた、人物画だ。


「女に無償で絵を贈るなんてこれきりだろうね。嬉しいでしょ? 女って特別とか好きだもんねえ」


男はくすくすと笑う。状況とは到底合わないほど、心底楽しそうな笑みだった。


「けど、生涯君以外を愛さない――なんて誓う気はないからね。だってほら僕まだ若いし? まあでも安心してよ、当分は君だけだろうから。これでもちゃんと愛してたんだよ、君の両親に一生恨まれるのを覚悟で君を連れ出したくらいには、ね」


最後にもう一度くすりと微笑んで、男は立ち上がる。


「またね、僕の愛しい恋人」


墓標代わりにとわざわざ作った小さな雪だるまが、またねと手を振ってくれている気がした。


**


男、小鳥遊たかなし そうとその恋人、柏葉かしわば 実和みわの出会いは実に奇怪なものだった。二人以外他に人もいない公園で、いきなり実和が倒れたのだ。そこで颯が優しく声をかけた――――……というなら美談で終わるが、しかし現実はそうではない。颯は面倒くさいと見なかったフリをしようとしたのに、自力で意識を取り戻した彼女に話しかけられてしまい、どうして無視したのかと理由を聞かれたので素直に答えたら何故か懐かれてしまったのである。


変わった男に変わった女。それが、二人だった。


「あれはホント運命の出会いだよね! あたしびっくりしたもん、綺麗な顔したお兄さんが真面目な顔で絵描いてたから」


椅子に座っている実和は足をぶらぶらさせながら、決してこちらを振り向かない恋人に話しかける。


「僕は厄介なものに出会ったと思ったけどね」

「そーくんそれ、思いきり顔に出てた。でもそんなそーくんも格好よかったなあ!」


あ、そう。とあっさり返す自分の恋人を、じっと見つめる。彼の視線はキャンバスに固定されていて、細くて長い指がその上で繊細に動く。次は何色にしようと悩んでいるのか、上手く表現出来なくて悔しいのか、時折眉間に皺を刻む姿を見るのが実和はとても好きだった。自分だけしか見られない表情だと思うと、心が満たされるからだ。

少し長めの青みがかった黒髪、細いフレームの眼鏡の奥に隠された切れ長の瞳、黒のTシャツにジーパン、その上に絵の具で汚れたエプロン。小鳥遊たかなし そうこと、ペンネーム小鳥ことり ゆうはその筋では有名な画家だ。残念ながら実和は芸術的なセンスが皆無ではあったが、彼の絵を初めて見た時は感動したものである。同時に、なんて安易なペンネーム! と突っ込んでしまったけれど。


「毎回疑問なんだけど、見てて楽しいの」

「うん、すっごく楽しい! それにこのアトリエ、落ち着くの。静かっていうか時間が緩やかに流れてる感じ」

「ふうん。後ちょっと待ってて、キリのいいとこまで描いたらお昼にしよう」

「わあい! じゃあ黙って見てる。今日はなあに?」

「黙ってるって言った先から聞いてくるのは君くらいなもんだよ、実和。そうだね、きのこのクリームパスタなんてどう?」

「大好物!」

「じゃあ集中するから、相手しないよ」


わかった、と頷いて、なんだかんだであたしには甘いよね、と頬を緩める。突き放すような冷たい態度も、この世の全てのものを嘲笑うかのような口調も、実はただの癖であってそこまで深い意味はないのを実和は知っている。それはそれでどうなのかといったところだが、愛しくしか思えないのは惚れた弱みというやつなのだろう。


絵関連のものしか置かれていない部屋で、彼を眺める。それは柏葉 実和の短い人生の中で何より幸せな時間だった。



「んーーっおいし!」

「もう少し落ち着いて食べなよ、誰も取りはしないから。君って食い意地はってるよね」


颯は呆れたように言いながら、優雅な手つきで食べ進める。彼の動作はいつもどこか気品溢れており、「お坊ちゃまなの?」と尋ねた事もあったが、「さあね」とはぐらかされるだけだった。いつもそんな調子で、実和は未だに颯の年齢さえ教えられていない。彼は身長が低く幼めの顔立ちで、どう見ても未成年なのだが、普通に酒は飲む上「十年前にはこの仕事に就いてたよ」なんて言うし、謎の多い人物なのだ。もうすぐ十八歳を迎える実和より年上なのは間違いないようだが。


「そーくんってホント、あたしの周りにはいないタイプ。皆あたしに食い意地はってるなんて言わないよ。もっと食べろって色々なもの勧めるの」

「これ以上食べられたら作る手間が増えるじゃない」

「そーくんのそういう現実主義なとこ大好き!」

「はいはいありがと。大体、僕が会った時君は既に病人で、そんな君しか知らないんだから、周りの人間と違うのは当たり前でしょ」

「うーん、そっかあ。それもそうかも」


実和は病気持ちだった。それも、もって後二年と十六の時に余命宣告を受けている。

最初の一年は治療を試みたが、一向に改善は見られずお金がかかるだけだったため「後は自然の流れに任せる」と痛み止めの薬を飲むだけに留め、今日を生きている。颯と出会ってからは、彼と一緒に。


颯は実和の話を聞いても、哀れんだりはしなかった。接し方を変えたりもしなかった。「病人の柏葉 実和」ではなく「柏葉 実和」個人を見てくれているように感じられて、この人しかいない! と猛アタックをかけ、絵を描くために彼が通っていた公園にも何度も押しかけたものだ。散々迷惑がられたのでさえ、大切な思い出の一つ。


「おいしかったあ! ありがと、そーくん」

「うん。後は任せたよ」

「まっかせて!」


食事を作るのは颯の役目で――以前実和が作って以来、颯は彼女に料理をさせない――洗うのは実和の役目だった。実和は二人分の皿をまとめると、キッチンへと運ぶ。


「気合入れるのはいいけど、お皿割らないでね。君がダメにした皿の総額、いくらだと思ってるの」

「ううう……ごめんなさい。気をつける!」


責めるような言葉だが、しかしその真意は別であり、新しく買いに行くのがただ煩わしいだけなのを実和は知っている。彼は食器類をセットで揃えているから、一枚欠けると残ったものは未練も何もなく処分してしまってまた新しく買い揃えるのだ。


「そーくんって、物に執着しないよね」

「そう?」

「うん、そうだよ。でも、それがすごく嬉しい」


「セットものが欠けてるのは気持ち悪い」が彼の主張で、間違いなく本心ではあるだろうが、決してそれだけではない。割れてしまった後実和と自分が使うものが違えてしまうのが気に食わないからでもある。別に君のためじゃないよと彼は言うが、何であれ自分が彼の生活範囲に入ってるのは喜ばしい事だった。


「大好きだよ、そーくん」


元来の性格か、自分の余命が短いためか、実和は言葉を惜しまない。颯にとってそれは鬱陶しくもあり、好ましくもあったりはするが、言えば調子に乗るのが分かりきっているのでいつも適当に流しているだけだった。


「僕も好きだよ、実和」


驚かすのも悪くない、と何十回に一回かはこうして返す時もあるが。


「う、あ……えへへ」


実和は大きく目を見開いた後、照れくさそうに頬を赤くする。近くにいれば口付けでも落としていたかもしれないが、今すれば皿を割るだけだろう、と颯はテレビに視線を移す。未だにやけている彼女とは違い、颯は切り替えの早い男だった。


バラエティなどには興味がなく、ニュースを見るのが彼の習慣のようなものだったため、カチカチとチャンネルを操作して目当ての番組を表示させる。すると彼女が「あ」と零したのが耳に届いた。


「何、どうしたの」

「あ、ううん。雪いいなあって」

「雪? ……ああ」


丁度ニュースでやっていたのは、雪まつりの実況中継だった。滅多に雪の降らないこの地でずっと過ごしている実和にとってそれは憧れらしく、キラキラと目を輝かせている。


「何が楽しいんだか僕にはよく分からないんだけどね」

「えー、そーくんって夢がない! 楽しそうじゃない」

「今更もういいよ、子供の頃に見飽きた」

「見飽きた、って……そーくん、どこ出身だったっけ?」

「さあ、どこでもいいでしょ」


またそうやってはぐらかすー! と彼女は拗ねたが、颯は答える気はなかった。故郷もその記憶も捨てるようにして越してきた彼にとって、過去の話などつまらないものでしかないのだ。


「まあ、そうだね。君とならいいのかもしれない」

「え? そーくん何か言った?」

「見に行こうか、雪まつり」


彼の提案に、実和は思わず手を止めた。その瞳は、困惑で大きく揺れている。


「そーくん……それは……」

「選ぶのは君だよ、実和。君が求めるのなら、叶えてあげるのは可能だ」


言い淀む実和に、颯ははっきりと言い切る。実和はしばらくの間なんて返すべきか悩んで、彼もそれ以上は言わなかったため、二人の間には沈黙が流れた。


「……い」

「ん?」

「あたし、行きたいよ。颯君」


それがどれほど重い決断なのか、実和は誰より分かっていた。しかしそれすら受け止めた上で、彼女は選んだ。


「いいよ、行こう。僕が連れて行ってあげる」


きっとそれが二人で過ごす最後になるだろうと、二人とも心のどこかで悟っていたけれど。


**


「うーわー! 真っ白! 一面銀世界! さむぅーい!」

「元気だね。小学生と同レベルだ」

「だって夢にまで見た景色が目の前にあるんだよ!? はしゃぐなって方がむりだよ! ねえねえ何しよう!?」


帽子にマフラーに手袋、コート下にも何枚も着込んで、更に貼るホッカイロまでつけて完全防寒した実和は、ひと気のない公園で誰にも踏まれていない箇所を探しては踏みつけていく。颯は彼女よりもずっと薄着だったが寒そうにするでもなく、焦るでもなく、ゆったりとした動作で先を歩いていた彼女の隣に並んだ。


「どうして君は手袋外すかな」

「えへへー、雪だるま作ろうと思って! 泥の混じってない真っ白な雪だけで作ってみたかったんだー!」

「答えになってないよ」

「えええ? だって雪だるまに木の棒刺して先に手袋はめるのがセオリーなんでしょ?」

「で、バケツ被せて葉っぱで顔作るって? やるなら一人でやりなね。手を冷やすなんて僕はごめんだ」


この地についてから、颯はポケットに手を突っ込んだままだった。繋げないのを寂しく思いながらも、振り払われないのに甘えて代わりに腕を組んで歩いた。始終にやにやしている実和に、彼は「気持ち悪いよ」と投げかけたりもしたが。


「ね、そーくん。次はかまくら作りたいなー。後ね後ね、雪合戦もしてみたい!」

「手冷やすの嫌だって言ったの聞いてなかったの?」

「じゃあ一方的にそーくんにぶつけていー?」

「そんな事してみなよ、置いて帰るから。それに雪合戦は二人でするものじゃないと思うよ」

「むー、そういえばテレビでも大人数でやってた。誰か来ないかなあ、一緒に遊んでくれないかなあ」


淡い願望を抱きながら、実和は雪をまるめていく。吐き出す息は、どこまでも白い。


「そんなにしたいなら友達に声かけてあげてもいいけど」

「友達!? そーくん友達いたんだ! 下僕とかじゃなくて?」

「さあ、そうとも言うかもね」


話を振ったのは自分だったとはいえ、それがどこまで本気でどこまで冗談なのかは実和には判断がつかなかった。けれど新事実を一つ発見した気がして、自然と笑顔が零れる。


「そーくんやっぱりここで生まれ育ったんだね。ご両親に挨拶とかしなくていいの?」

「あの人達を親なんて思った日はないよ。向こうも僕を息子とは認めてないだろうしね。ただ産み落とされただけの関係」


思いも寄らない返答に実和は目線を上げ、先程から同じ体勢で立つ彼の顔を見る。予想外にも彼は哀しみも何も浮かべておらず、ただいつも通りだった。


「手止めてどうしたの」

「だ、だってそーくん……」

「世の中の親子がみんな君の家のように心配しあって思い合っているわけじゃないって事だよ。それだけの話」


あっけらからんと言い放つ颯に、実和は言葉を失った。彼の境遇を初めて知ったからでもあるし、自分の置かれた立場を改めて思い知らされたからでもある。


(……やっぱりそうくんは、分かってたんだ)

自分の命がもう長くはない事、この旅行で短い寿命を更に縮めてしまうだろう事、それによって自分の両親に責められるかもしれない事――――……全てを承知の上で、我侭を叶えてくれたのだ。それもわざと「僕が連れて行ってあげる」という表現を使って。


「……ねえ、そーくん。もしあたしが倒れたら。そのときは救急車呼んでくれる?」


初めて出会った時、彼は実和を無視しようとした。けれど全く気にかけていなかったわけではなく、絵を描き終わってもまだ意識を取り戻していなかったら救急車を呼ぶつもりでいたのを知っている。彼にとって一番大事なのは絵で、他の誰にも奪えはしなかっただけだ。そんな風に自分も愛してもらえたら、と彼を好きになったわけだが、優先順位はきっと今も変わらない。それでも本当に危ない時は呼んでくれるだろうと信じてはいるが、わざわざ聞いてしまったのはやはり不安だったからなのかもしれない。


「携帯が壊れてなかったらね」


現実主義者の彼らしい回答だった。だが実和には充分すぎる答えだった。

一分一秒でも長く生きてほしいと願う家族の方が正しいと言う人もいるかもしれない。颯の言動には思いやりが感じられないと怒る人もいるかもしれない。それでも実和は颯が差し出した手を取った。最期まで彼に愛されていたいと、心からそう望んで。


不器用に優しくて強い、小鳥遊 颯という一人の男。実和の、最初で最後の恋人。


「ここにお墓作ってくれたらなあ……小さい頃のそーくんとずっと一緒にいられるのに」

「君はまた無理難題な要求をするね。こればっかりは僕もどうしようもないや、所詮赤の他人だし」

「むう、やっぱりそうだよね」


想定の範囲内の切り替えしだったため、さほど落ち込みはしない。ただほんの少しだけ、残念なだけだ。


「ね、そーくん。あたしから誘ったって言い張っていいんだからね。お父さんもお母さんもあたしの性格は分かってると思うし」

「どうだろうね。頭では理解していても感情が追いつかないのが人間ってものだろう」


彼は時々、こうして深い物言いをする。それは実和と颯の人生経験の差からくるもので、埋まらない距離でもあった。勿論、死を目前にした実和にも様々な葛藤はある。しかし実和は彼のように冷静に分析したりするのは苦手だった。性格的な違いも大きいのだろう。

だからといって嫌いになったりはせず、余計に愛しさが募るだけなのだが。


「難しいこと言うそーくんも大好き!」

「はいはい」


それからはもう、お互い何も喋らなかった。ただ今ある時間を噛み締めるようにして、過ごした。



「やったあ、完成!」


颯と実和の目の前にあるのは、全長50cmほどの少々不恰好な雪だるま。旅行に来ている二人がバケツなど持っているはずもなく、葉っぱと木の棒でしか再現出来なかったが、実和は満足そうだった。


「まだでしょ。手袋はめるんじゃなかったの」

「あ、そうだった!」


いけないけない! と手袋を取り出そうとする実和の腕を掴んで止めると、颯は代わりに自分の手袋を木の棒の先にはめる。高級感を漂わせるブルーグレーのそれは雪だるまにはひどく不釣合いだったが、颯も実和もそんな事は気にしなかった。


「ほんっとそーくんって愛着心とかないんだからー」

「よく言うよ、手繋ぐ口実が出来た! とか言って上機嫌な子が」

「えへへー。大好きだよ、颯君!」

「僕も好きだよ、実和」


繋いだ手も吐息も冷たくて、触れれば壊れてしまいそうなものしかそこにはなかったけれど、それでも二人の心は確かに寄り添い合っていた。


実和が倒れたのはこの三日後、そして病院のベッドの上で眠るように息を引き取ったのは更に一週間後、彼女の十八歳の誕生日の日だった。


『颯君へ

 この手紙を読んでくれているということは、あたしはもうこの世にいないということだと思います。……なーんて、テレビドラマみたいな演出してみたり! いざ手紙を書こうとしてみたのはいいけど、内容が思いつかなかっただけだったりもしちゃう。

颯君への感謝の言葉とか、大好きな気持ちとか、沢山あるんだけど、きっと書かなくても伝わってると信じてます。大切なものいっぱい持って、あたしは先にいくね。


だからまた会おうね、あたしの愛しい恋人』

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