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精霊の、精霊による、陰キャのための青春 -精霊と陰キャが交差する時、物語が始まる-  作者: 南蛇井


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「校長、本気出すってよ」

「・・・まさかこれで終わったとは思ってはいないだろうね」


校長が消し炭となったその場所に黒い霧が集まる。


「まっさかーそんなわけないよランク外がこんな簡単に死ぬわけないじゃない」

「良かったよ」


「校長・・・なんか姿変わってない?」

「そうだねぇあれが校長の本当の姿だね。僕怖ーい」

「嘘をつけ」

「ひどいなぁ乙女が怯えてるのにぃ」

「そんな風に見えないし乙女かどうかもわからん」


「お前ら覚悟しろ本気の俺の力とくと味わえ」

「くそっサイコ・・・って全然だ」

「無理だろうね校長空間において学校の生徒は逆らえない。まして校長室は校長の力が最も強くなる場所、退学でもしないと逆らえないね」

「じゃあ無敵じゃん」

「そうでもないよ学校の外じゃただのおっさんだし学生とか教師以外にとっても何の力もないおっさんだからねぇ。僕にとっては何の力もないおっさんだよ」

「そうだな生徒ではないお前にとって超能力者としての俺は無力だ・・・しかしお前は俺には勝てない」

「そうかなぁ」

「光?校長が光って見える。はげた頭が光っているのか?」

「違う違う頭の上だよ徹」

「本当だ何あれ?天使の輪的なやつ」

「天使の輪だよ。あれ天使だし」

「あー何それまた新しいの出てきた。精霊、悪魔・・・っで天使もう抱えきれないよ」

「えっでもなんとなく気づいたんじゃないの?悪魔が出てきてる時点でさぁ」

「思ったよ思った。すごく頭の中に天使の影はよぎった。でもねこれ以上は抱えきれないじゃん。考えないようにしてきたのに・・・もう出てきちゃったんだけど」

「しょうがないよねぇ出ちゃったものはさぁ」

「出ちゃったと言うべきか出しちゃったと言うべきか・・・校長室なんかに打って出なければ先延ばし出来た気がするが・・・」


「お前ら俺を無視しておしゃべりするな!!!」

「そういわれてもねぇ」

「そうなんだよ。急にいろんなことが盛りだくさんでそう簡単には黙れないよね」

「僕は知ってるからいいけど徹は初めてだもんねぇ天使」

「そうなんだよねぇ目の前にいても実感がわかないよね」



「・・・・静かになるまで40秒かかりましたよ。じゃあ校長先生のターンですね」

「光!?」

「あぶない!!」


本郷さんに突き飛ばされ倒れる俺

本郷さんを見ると左腕がない・・・まさか俺をかばって・・・。

「本郷さん・・・腕」

「あー気にしなくていいよ左腕ぐらい」


ズギャッ!


「うわっ左腕生えた!!!なにそれ?」

「いや僕悪魔だからさ腕ぐらい、いくらでも再生するし・・・多分僕クラスになると頭は課されても大丈夫なんじゃないかな?」

「そっそうなの・・・もう人間じゃないじゃん」

「だから悪魔だってば精霊でもあるし」

「そうだった。本郷さんは普通じゃないすべてにおいてけた違いだ」


「化け物が・・・」

「乙女に対して言うことじゃないねぇ僕傷ついちゃうよ」

「何が乙女だ。悪魔の分際で・・・滅せよ」


光の刃無数の光の刃が本郷さんを襲う・・・危ない!


「大丈夫だよ」


本郷さんが光の刃を手で払い一瞬で刃が消失した。


「この程度ではさすがに通じないかならば校長パワー全開!校長空間MAX!!」

「天使の力じゃないの?天使宣言したのに校長の力?」

「僕には通じないのにねぇ」

「くそっう!!!頑張って頑張って校長にまで登り詰めてこの力を得たのに・・・通じないなんて・・・」

「天使の力使えよ見た感じも天使っぽくなったんだし校長感はすでに全然なくなってるぞ」

「うるさい!!俺は校長だ!!くらえ校長の長い話!!!「

「うあっ出た長いだけで意味もないし共感する要素も為になる要素もない話!!」


渡瀬はダメージを受けた。


「意外と強いな校長・・・」

「僕は気にならないけどねぇ」

「本郷・・・無敵か?」


「畜生!!!もういい俺は校長を捨てるぞ天使としてお前らを殺すぞ!!」

「初めからそうすればいいのに・・・」


「じゃあ僕もちょっとだけ本気出しちゃうよ」


本郷さんと天使(校長)が激しくぶつかり合う。

悪魔と天使の力が激しくぶつかり合う・・・異次元の戦い。

7つのボールを集めるアニメを見ているようだ・・・。

俺は宇宙人や神が戦いに巻き込まれた地球人のちょっと強い奴ぐらいの感じなんだろう・・・。

目の前で激しい戦いが起きているがちょっと他人事のように感じられた。

うん俺は普通の人だな。

それはよくわかった。










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