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「行き場を失った女(ボンバー)、生徒会室に立つ」

「本郷さんいろいろ聞きたいんだけど」

「えぇ?-僕何も知らないよぉ」


うそつき・・・ランクの件もさすがに知らない訳がない。

超能力協会におけるランク外・・・絶対的な強さ・・・協会の決定に大きな影響力があると言われるランク外の存在、本郷さんがランク外なら今の協会内で起こっている問題について知らないわけがないはずだが。


「本当に知らないよぉ協会の事とか興味ないしぃボンバーにでも聞いてみたら良いんじゃない?」


知らないと言い張るものはしょうがない。

超能力協会の本部へ行くことにしたのだが・・・。


「なぜ・・・本郷さんが・・・?」

「当然でしょぉ徹が出かけるなら僕も一緒に行くに決まってるじゃない」

「なぜ・・・?なぜ水無月さんが・・・?」

「当たり前でしょ。あなたたち2人にしたら汚らわしいでしょ」

「汚らわしくはない。っでなんで高峰さんが・・・?」

「暇だからですわ。相変わらず精霊王に関しては何の進展もございませんし」


1人でそっと行ってそっと聞いてこようと思っていたのだが・・・もめる気しかしなくて不安だ。


超能力協会本部前


「ないんだが・・・」

「ないねぇ」

「ないわよ」

「なくなっていますわね」

「ビルが無いんだけどどうなってるの?超能力協会はどこ行ったの?」

「知らないわよ超能力の事は超能力っぽい人たちで解決してよ」

「そうですわ。私とか水無月さんとか超能力に無関係の人に聞かないで頂けるかしら」

「本郷さ・・・」

「僕は知らなーい」

「本部ビルが無いってボンバーさんは?」

「掛川よ掛川、何度言ったらわかるのよ」

「あっ掛川さん生きてたんだ何があったの?ビルないけど」

「クーデターよ」

「クーデター?物騒な」

「そうよ新体制派がクーデターを起こして本部ビル破壊していったのよ」

「えっこれからどうなるんだよ」

「わからないわ。私も途方に暮れているところだったから」

「でもまあこんな状況ですし私たちは一旦帰ったほうが良いですわね水無月さん」

「そうねビルが合ってもなくても私たち関係ないし帰ろう」


そして生徒会室へ


「なんで?なんであの方はここにいらっしゃるのかしら?」

「超能力関係の話は私に聞かないでよ」

「僕はしらなーい」

「俺が聞きたい・・・ボンバーさん?なぜここに?」

「本部ビルがなくなって行く当てがないからよ」

「家に帰ればいいだけなんじゃ・・・?」

「無理ね」

「なんで?」

「だってもともと家ないのよ」

「はあ?どういうこと?」

「ずっと超能力協会の本部ビルに住み込みで働いていたから急にビル無くなって途方に暮れてるところだったのよ」

「だった?」

「そうよ。ちょうど新しい私の家が見つかったのよ」

「どこに?」

「ここよ」

「そんなのダメですわよ。聖な生徒会室に部外者なんて、しかも住むですって?絶対にダメですわ」

「ボンバーさん高峰さんの言う通りだよさすがにここに住むのは無理が・・・」

「そんなことないわよ。家庭科室で料理は出来るし水泳部でシャワー浴びれるし保健室にベッドまであるのよ。むしろ超能力協会のビルよりよっぽど快適だわ」

「そういう事ではありませんわ。私の生徒会室をこれ以上汚さないでくださるかしら、もう2度と奪われたくないんですわ」

「大丈夫よちゃんときれいにつかうから」

「渡瀬君何とかして!!引き取ってくださるかしら!!」

「そういわれても俺も犬小屋生活の身なので・・・」

「渡瀬が犬小屋から出ていくなら引き取れなくもないわよ」

「それが良いですわ。そうしましょう」

「無理無理無理俺が住む場所なくなっちゃうじゃん。ボンバーさんここで!」

「そうよべ。やっぱり私はここに住むわね」

「あーいやー私の生徒会室がー!!!」


高峰さんの絶叫が響く中ボンバー掛川は生徒会室にてボンバー掛川の第二の人生が始まることとなった。

彼女の存在が生徒会室にとって吉とでるのか凶と出るのか?









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