表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/3

英雄に憧れた少年①

一話一話が短いですが、①、②と分けていきます。

前作は一旦更新中止にします。


ある日、一人の赤ん坊の男の子がいた。その赤ん坊はまだ髪の毛も生えてない。しかし、その赤ん坊の眼は綺麗な黄色。その眼は父親と似ていてた。そして赤ん坊は両親からも愛され、祖父母にも愛されていた。


しかし、一人の黒幕によって赤ん坊の両親、祖母は他界した。赤ん坊は祖父と一緒に森へと避難した。


そして、赤ん坊は祖父と一緒に森で暮らし始めた。


―――――――――――――――――――――――――――――


一人の少年が森で暮らしていた。

少年の髪は美しい真っ白な髪の毛。そして、黄色く綺麗な眼をしていた。


その少年は本を読んでいた。少年は呟く。


「英雄...か。なりたいな。」


少年がそう呟き、少年は本を閉じ、本を持ったまま森の奥へと潜っていく。


少年の名は『エクト』。今年で15歳。この少年―――エクトこそ乳児の頃両親と祖母を失った赤ん坊である。エクトは祖父により、生きてこれていた。しかし、10年前、祖父は寿命で他界した。エクトは6歳になる前までにある程度知識と字書きを身につけられた。エクトは一人で10年も生きて来た。それは祖父の知恵があってこそ生きてこれた。エクトは祖父に感謝しながら生きていた。


――――――――――――――――


「今日でこの森からおさらばか...今までありがとうございました」


僕は一礼して、森の出口と思われる場所へと一直線に進んだ。


「えっと、お爺ちゃんから教えて貰った場所はこっちであってるのかな...」


僕は少し不安はあるものの、お爺ちゃんに教えて貰ったルートを進み続けた。


何時間と歩いていると、薄らだけど、何かが見えてきた。

お爺ちゃんは森からそう遠くはない場所に『王都』があるとは言ってたけど、遠すぎだよ....


僕は疲れたので一旦休憩して飲み物と食べ物を小さな袋から取り出した。

そしてそれを黙って食べ、少し時間が経った頃また僕は歩き出した。


お爺ちゃんから聞いた話だと、王都に行けば冒険者ギルドと言うのがあるらしく、そこに行き、登録をして、依頼をこなすとお金が稼げるから冒険者になるといいと言われたけど、冒険者はいつ死んでしまうか分からない危険な仕事。でも、冒険者にはロマンがあると言っていた。僕はお爺ちゃんにこの短剣を渡され、短剣の戦い方というのを教わった。でも、1年ぐらいだけど。僕は毎日欠かさず短剣を振るっている。


偶に森にヘビなどが出てきた時に戦ったりしていた。偶に傷こそついていたが、何日かすれば治るので放っておいた。


「でっか!」


まだまだ遠いが大きいのが分かった。初めて森から出た僕は不安はあったものの、今は興奮で不安なんて消えた。好奇心へと変わっていた。


「凄い!あれが王都か...凄いなぁ!」


僕は歩くのを止めて、走った。しかし、数十分程で息切れした。


「はぁ...はぁ...今日中に付きそうにないな。」


分かってはいたけども、あと何日くらいでつくだろう。明日かな。早く行きたいな!


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ