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チュートリアルと思ったらチートリアルだった件  作者: へたまろ
召喚勇者編第1章:チュートリアルとか……無いですか?

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第1話:プロローグ

 目が覚めると、フカフカのベッドの上に居た。

 なんだろう、頭の中に靄が掛かったような状態だ。

 部屋の中心には菱形の青い宝石が浮かんでいる。


「ここは、どこ?」


 まだハッキリとしない頭を振って、目の前の石に触れてみる。

 ブオンという音がして、宝石が光を放つ。


『HP/MP/状態異常が全回復しました。セーブしますか?』

「セーブ?」


 取り敢えず、はいという文字を押してみる。

 

『セーブされました』


 現れたメッセージに首を傾げつつ、再度周囲を見渡す。


「うーん……良く分からない」


 そして、頭の中に言葉が響き渡る。


「ようこそ勇者様。貴方は、このダンジョンを攻略するために召喚された勇者様ですよ……たぶん無理でしょうけど」


 半ば諦めにも似た女性の声だった。

 女性によると、この石を破壊するのが最終目的らしい。


 ここは、時止まりのダンジョン最深部との事。

 この世界の巨悪の根源である、ロードオブダンジョンマスターであるクラタ・ヨシキのダンジョンとの事。


 それって、日本人だよね?

 何の悪ふざけだろう。


「まずは、周辺を調べないと」


 部屋から出ると、真っ白な綺麗な部屋が。

 座り心地の良さそうなソファと、テーブルがある。

 他にはシステムキッチンのある部屋やら、風呂場やらがある。

 なかなか充実した空間みたい。


 そして、ソファのある部屋の正面に位置する扉を開く。


「廊下? なんだか、ゲームのダンジョンみたいな壁……」


 何も持っていないけど、スライムとかっていうモンスターは見渡す範囲に居ない。


「脱出ゲームか何かかしら?」


 どっかの企業が考えた脱出ゲームのモニターに選ばれた?

 いや、映画とかでよくある謎の施設に強制拉致されて、脱出するまを映像にとって作品化するあれだろうか?


 あちらこちらに隠しカメラがあって、見たことも無いお金持ちの人達が豪華な部屋でワインを片手に談笑しながら見ているのだろうか?

 そして私が死ぬか、どれくらい生き延びるか、脱出できるかを賭けているとか?


「ないない! ここは超法治国家の日本! そんな犯罪が簡単に行われる訳無いじゃん」


 そんなことを呟きながら部屋をでる。

 そして、カチッとという何かを踏んだ音。


「あっ……」


 突如訪れる浮遊感。

 落ちる……と思った瞬間に、全身にとてつもない衝撃が。

 そして、身体中が熱い。

 全身から液体のようなものが溢れ、服を濡らしているのが分かる。


――――――

刺突耐性を獲得しました。

レベル:1

名前:アイ・キタノ

スキル

刺突耐性レベル:1

最後にセーブした地点で復活します。

――――――


 気が付いたら脳内にそんな言葉が流れ、さっきいた部屋で倒れていた。

 身体に異常はない。

 服も破れていない。

 なんだったんだろう? 


――――――

「マスター……凄い勢いで、私が殴られてます」

「ん?」


 横でクロノが不快そうな声をあげている。

 ちょっとまて、いま俺はここで遠隔操作型のレーザーを撃つ罠で、卵接吻人を倒すのに忙しいんだが?


「あっ、やべっ!」

「あの? 物凄く殴られて「ちょっ、気が散るから!」


 うっかり、太郎にレーザーが直撃したが、監視用のカメラを睨み付けつつすぐに卵接吻人に向かって行く。


「マスター?」

「ちょっ! 引っ張るな! あっ!」

「あっ!」


 クロノに引っ張られた瞬間に、間違えて必殺ボタンを押す。

 そして、太郎に向かって行く拡散レーザー。


「酷いっすーーーーー!」


 太郎が一瞬で蒸発する。

 そして卯接吻人達が、レーザーを放った球体の物体に頭を下げながら次の扉に進んでいくのを服を噛んで見送る。

 その後、クロノに対してジトっとした目を向けると


「ひっ!」


 クロノの冷徹な視線に、こっちが怯む羽目になった。

 す……凄く怖いです。


「そろそろ、休憩にしたらどうじゃ?」

「助けてカーミラ! クロノが怖い!」


 そこに、カーミラがコーヒーを持って入って来る。


「ああ、ありがとう」


 そのコーヒーを受け取って、口に運ぶ。

 うん、美味い。

 横で、うちの秘書が睨み付けて居なかったら。


「アウーン!」

「あちーーーー!」


 なんてことを思っていたら、クロノの横に居たファングが飛び掛かって来てコーヒーが思いっきりかかる。

 耐性スキルを全部切っていたから、思いっきり火傷した。


「なんだよ!」


 しょんぼりしたファングを撫でつつ、未だ不機嫌なクロノに声を掛ける。


「あっちの世界に勇者が召喚された……で、私がめっちゃ殴られてる」

「別に良いじゃん! 壊れる事無いんだし」

「ジッ……」


 そんな、ジッって口で言いながら睨まなくても……」



新章?

色々と書き散らかしてますが、新たなネタを思いついたのでゆっくりと更新していきますm(__)m


インフルで家でゴロゴロしてたら、色々と妄想が捗っちゃってwww


どうせ、大した話じゃ無いんでしょ?

と思われたは、評価をお願いしますm(__)m

お見舞いの千羽鶴変わりのブクマ、評価頂けたら、体力を戻すために今すぐランニングしてきますwww


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