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チュートリアルと思ったらチートリアルだった件  作者: へたまろ
最終章:チートリアル

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第1話:何が変わったか確かめてみようPART2

 まずは、恒例行事のステータスの確認。

 とはいえ、今回は半魔神化状態でだ。

 

「は~んまじ~ん!」


 下から上に、ゆっくりと手を顔の前で交差させながら変身する。

 いや、別に変身ポーズとかは必要無いんだけどね。


「なんですか、それ?」


 たまたま、部屋の前を通りがかったカーミラに変な目で見られた。

 うん、扉閉めるの忘れた奴誰だ?


「気にするな」


 そのまま普通に歩いて行って、手で扉を閉めるとその場に蹲る。

 恥ずかしい……


「そんなくだらない事より、ステータスの確認を」

「誰?」


 目の前に、純朴な顔をした青い髪の少女が。

 可愛いけど、超絶美人とか、超可愛いとかってレベルじゃない。

 学年に普通に居て、華やかじゃないけど隠れファンが多い感じ。


「えっ? お前も気付いてたの?」

「あれっ? お前も?」


 よく見ると可愛い。

 けど、学年上位に隠れて目立たない。

 ワンチャンあるかも?

 ってレベル。

 でもって、割と周りにも同じ考えの奴が居るレベル。


「私です」

「その声は、クロノ?」

「はいっ!」


 セーブポイント擬人化?

 えー……

 声の感じからして、超美人か超美少女イメージしてたのに。

 いや、素朴可愛いジャンルでいったら、トップレベルだよ?

 でも、ガッカリ感が……


「失礼なことを考えてませんか?」


 色白だけど、頬っぺた赤いし。

 目もクリッとしてるけど、全体的に輪郭が丸みを帯びてて。

 眉の上で切りそろえられた髪。

 後ろは肩ぐらいまでしかないけど、普通に下ろしてるだけ。

 背は低い。

 145cmくらいかな?

 胸は以外とありそう?

 いや、B以上C未満な感じ。

 実は女性のカップ数は、良く分からん。


「クロノちゃん?」

「何故かイラっとしますね。悪いですけど、以前の比じゃないくらいに能力制限解除されてますからね?」

「怒ってても可愛い」


 頭を撫でる。

 すぐに振り払われた。

 でも、顔がちょっと赤い。

 可愛い。


 恋愛対象かと言われると……う~んといった感じ。

 好ましいけど、そこに恋に発展する可能性は? と言われたら…… 


「怒」

「痛い」


 殴られた。

 そして、痛覚無効が仕事をしない件。


「一瞬だけマスターの身体を痛覚無効を得る前に時間を戻してから殴りました」

「反則じゃね?」

「個人的にしか使いませんので、大丈夫です」


 全然大丈夫じゃない。

 半魔神化も解けてるし。

 あっ!


 クロノの身体も消えてった。


「自業自得」

『怒』


 変身するのが怖くなる。

 でも、取りあえず変身。

 ガチャ!


「は~んまじ~ん!」


 懲りずに、例のポーズで変身。


「旦那様、それはなんですか?」

「急に入ってくんなし! ノックくらいしろ!」


 何故か突然入室してきたヘラに、変な目で見られた。

 半魔神化って呪われてない?

 ラックが下がるとか。


 まあ良いや。

 ステータス確認。

 といっても直接敵を倒してないから、レベルは変わらず。


――――――

レベル:1093

名前:ヨシキ・クラタ

種族:半魔神

通り名:完全なる愚神(ゴッド・オブ・フール)

称号:勇者殺しの邪神

   人族を絶望させる(任意発動)


   天使殺しの邪神 

   希望を絶望に変える(任意発動)

   地獄が天国……

   死後地獄の一等地に豪邸が貰えます。


   神の血を浴びし者

   神に対して、全能力が向上


STR:EX

VIT:EX

AGI:EX

DEX:X

INT:A+

MND:EX

LUK:D 


総合評価:EX級生命体


――――――


 おお!

 最上級の生命体になってる。

 にも関わらず、知能が1段階しか上がって無いのはどうなのだろうか?

 そして、LUKが全然上がって無い。


 まあ、恐らく地上最強の生物なのは間違いない。

 流石はハンマ(範馬)神!

 続いてスキル一覧の方はと。


スキル一覧


上級スキル


時空魔法 ← NEW

闇魔法 ← NEW

武術レベル:武神 ← NEW

武器レベル:武器神 ← NEW

従魔使役レベル:使徒化 ← NEW

痛覚調整

全属性吸収 ← NEW

クラタ総合武術:開祖 ← NEW

罠無効レベル:20


特殊スキル

完全状態異常無効 ← NEW

罠操作

使徒召喚 ← NEW

収納

帰還

魔力操作

魔力創造 ← NEW

瞬時再生 ← NEW

魔法障壁 ← NEW


――――――

 ついに魔法が使えるように!

 そして、魔力創造とかってのが。

 これは、漲って来た!


「クロノちゃん! 俺、魔力作り出せるらしいよ!」

「そうですね」

 

 折角また顕現したのに、反応が薄い。

 さっきの事、まだ怒ってるのかな?


「クロノちゃん?」

「チッ!」


 舌打ちされて、手を払いのけられた。

 でも、可愛いから許しちゃう。


「そちらの女の子誰?」

「あっ?」


 ヘルがまだ居た。

 俺が馴れ馴れしく、女の子の頭を撫でていたのでちょっとご機嫌ななめ?


「クロノだよ」

「ああ……えっ?」

 

 ヘルちゃんが普通に納得しかけて固まった。


「またライバルが……」

「クロノ、ライバル認定されてるぞ?」

「チッ!」


 また舌打ちされた。


「ヘルさん、安心してください。私と、マスターはそんな関係にはなりません。手のかかる愚弟くらいにしか思ってませんので」

「自分より、明らかに年下の女の子に愚弟呼ばわり……ご褒美ですらない」

「貴方の1000倍以上生きてますが?」


 クソババアだった。

 まあ、見た目がそう見えないから良いけどね。

 ロリババアってほど、幼くも無いけど。


「取りあえず、魔力創造ってのを……どうやって使うの?」

「空気中から魔力をかき集めるイメージで。と言っても、ダンジョン内ならともかく外ではあまり集まらないかもしれませんね」


 ガッカリだ。

 思った程の効果は無いらしい。

 とはいえ、魔法が使えるならば使ってみたい。

 

「【黒火球ダークファイアーボール】!」


 魔力をかき集めるイメージで、魔法を唱える。

 ファイアーボールの闇魔法版だ。

 一応、闇魔法の初級。

 

 おお! 

 掌に黒い炎が!

 そして、放たれる。


 プスン。


 30cmくらい飛んで消えた。


「まあ、空気中の魔力をかき集めてもそんなものでしょう」

「使えねー!」


 思わず膝を折ってしまったが、ステータスはかなり強いはず。

 これで、神の軍勢相手に無双を……する前に、やっぱり訓練が必要かな?

 俺も神だが、相手も神だし。


最終章突入です。

最終話までテンポよく、サクサク進めていく予定です♪

次は17時投稿予定です。

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